明日行われるJ1第4節浦和レッズ戦は、浦和サポーターの不適切行動に対する処分により、無観客で試合が行われます。その影響・反応をまとめて。
清水エスパルスのゴトビ監督(50)は21日、Jリーグ史上初の無観客試合が実施されるアウェー・浦和戦(23日・埼スタ)でJリーグの確固たる姿勢を示すべきだと語った。7年前、イランプレミアリーグ・ペルセポリスで監督を務めている時にも、サポーターの暴力事件で無観客試合を経験した指揮官は「魂が欠けた試合だった。ボールを蹴る音だけが聞こえ、墓場のような静けさ。2度と経験したくなかったし、まさか日本で体験するとは思わなかった」と語った。500人を超えるメディアが集結し、日本代表戦並みに注目が集まる一戦。「世界が注視する中で、差別行為に反対する行動をしっかり示したい」。勝利にこだわるタクトは勿論だが、ゴトビ監督が勝敗を超越したメッセージを世界に伝える。
監督が無観客試合を経験したことがあるのはアドバンテージのひとつになるかも?しかし、こういう時はメディアが取り上げるんですね。スポーツメディア以外は試合の内容には興味ないと思いますけど…。
浦和無観客試合は広告看板出さない(デイリースポーツ)
http://www.daily.co.jp/soccer/2014/03/22/0006798042.shtml
サッカーJリーグの浦和サポーターが差別的な横断幕を掲げたため無観客試合として行われる23日のJ1、浦和‐清水で、試合会場となる埼玉スタジアムのピッチ周辺で広告看板が出されないことが21日、複数の関係者の話で分かった。試合の趣旨を踏まえてスポンサーから広告自粛の申し出があり、浦和とリーグで協議して決めた。通常の試合ではピッチ脇のパネルや発光ダイオード(LED)型の看板に、Jリーグの「トップパートナー」として契約する協賛社や浦和のスポンサーが広告を出している。Jリーグの公式戦で、広告看板がなくなるのは前例がない。競技場で常設されている広告は対象外という。
通常、当然の形で存在している広告パネルが設置されないということ。いつもとはまったく違う環境で公式試合をしなければならない清水の選手は本当に気の毒です。しかし一番問題なのは、この広告自粛要請がスポンサー側からあったということではないでしょうか?
J1浦和:「新生レッズの第一歩」…無観客試合を前に鼓舞(毎日新聞)
http://mainichi.jp/sports/news/20140323k0000m050020000c.html
人種差別反対:浦和サポーターの女性、タオル作製(毎日新聞)
http://mainichi.jp/sports/news/20140322k0000e050235000c.html
浦和、横断幕問題再発防止誓いロゴ掲示「SPORTS FOR PEACE」(デイリースポーツ)
http://www.daily.co.jp/newsflash/soccer/2014/03/22/0006799967.shtml
あくまでも私での感想ですが...こういう記事を見ると、この試合が美談に使われているようにも思えます。
清水はなぜか浦和と同じハンデをいろいろと背負わされてしまい(アウェイだけに浦和以上のハンデかも)、これで負けでもしたら残るものはなにもありません。内容はもちろんですが、いつも以上に結果にこだわり戦ってもらいたいと思います。