9/2に発表された静岡市の第3次総合計画骨子案。その中で徳川家康が晩年を過ごした駿府城の天守台を整備する構想を盛り込みました。スタジアム建設が期待されるJR東静岡駅北側の市有地活用については具体案はなかったとのこと。
静岡)駿府城天守台整備盛り込む 静岡市総合計画骨子案(朝日新聞デジタル)
http://www.asahi.com/articles/ASG925R6GG92UTPB028.html
静岡市の田辺信宏市長は2日の定例記者会見で、2015年度からの第3次総合計画の骨子案を発表し、駿府城公園内にかつての駿府城の天守台を整備する構想を盛り込んだ。一方、注目されている東静岡駅北口の市有地約2・5ヘクタールの活用策については具体案を示さなかった。
市緑地政策課によると、駿府城については2010年に有識者による検討会議が、天守閣の復元は困難だが天守台の復元は可能との見解を示していた。天守台の整備には、発掘調査による正確な位置の把握や整備方法の確定が必要だという。発掘面積は1万5千平方メートルで、約2億円の発掘費用を見込む。
時間もお金も掛かりそうですね。個人的には天守閣まで再現してもらえれば面白いと思いますが、その再現は難しいようです。1600年代に天守閣は焼失し、資料も残っていないとのこと。となると「天守台だけ作ってどうするの?」という気もしますが...。
一方で、総合計画にはJR東静岡駅北側の市有地利用については触れられず。
スタジアムやアリーナ建設の要望がある東静岡駅前の市有地利用については、田辺市長は「県と連携する」として具体案を示さなかった。市長は「2020年の東京五輪に向けて建設資材や人件費が高騰している。今後、県と議論を深めたい」と述べた。
ここのところ建築業界については資材高騰や人手不足による人件費の高騰が言われており、最近では東京オリンピックの会場見直しの話もありました。かと言って熱が高まりつつあるこのタイミングを逃すと、スタジアム計画はいつまでも棚上げされる可能性があり、なんとか早めに具体的な話へと持って行きたいところですが…。
しかし、それにはエスパルス自体が強く、市民から愛されるクラブにならなければならないことも事実。市民や市議会の中でスタジアム建設の話が盛り上がるよう、成績面でも注目されるようなクラブ造りを期待したいです。