昨年、清水の監督を解任されてから1年間フリーの状態が続いていたアフシン・ゴトビ元監督ですが、中米カリブ海の島国キュラソーの代表チームコーチに2試合限定で契約することになったということです。
元清水監督ゴトビ氏がキュラソー代表コーチ就任へ(日刊スポーツ)
http://www.nikkansports.com/soccer/world/news/1526324.html
昨季途中まで清水の監督を務めたアフシン・ゴトビ氏(51)は21日、キュラソー代表コーチに就任することを明らかにした。元オランダ代表FWのクライファート監督の要請に応じ、ワールドカップ(W杯)北中米カリブ海3次予選の2試合限定で契約を結んだ。国際サッカー連盟(FIFA)ランキング148位のキュラソーは9月にエルサルバドルと対戦する。ゴトビ氏は共同通信の取材に対し「周囲が思う以上にチームは可能性を秘めている。世界的な名選手だった監督を全力でサポートしたい」と話した。
キュラソーとは聞き慣れない国名ですが、カリブ海に無数にある島国の一つ。Wikipediaによると、オランダ領アンティルが解体されて、キュラソーは単独の自治領になったとのことです。(へぇ~)
要するに国としてはオランダ王国を構成する一部であるものの、 サッカーとしてはキュラソー島サッカー連盟が独立しており、ひとつのチームとして存在している事になります。
今回、アフシンさんを招聘したのは現在、代表チームの監督を務めるパトリック・クライファート。現役時代、アヤックスやバルセロナなどで活躍した名FW。最近まではオランダ代表のコーチを務めていましたが、今年になってから母親の出身地であるキュラソーの監督に就任しました。
北中米カリブ海地区のワールドカップ予選は3次予選までを2チームの勝ち抜き戦(H&A)で行います。キュラソーの相手は格上のエルサルバドル代表ですが、キュラソー代表にはオランダなどヨーロッパでプレーする選手も多く、アフシンさんの言う「可能性を秘めている」チームなのだと思います。
今回はこの2試合限定だということですが、勝ち上がれば4次予選に進出。ここからは4チームによる総当り戦になります。契約も延長される可能性は高いでしょう。
そして、ここで対戦するのはメキシコ、ホンジュラスという強豪とキュラソーvsエルサルバドルの勝者、カナダvsベリーズの勝者です。つまり、キュラソーとカナダが3次予選で勝利した場合はゴトビvsヤコヴィッチの対戦があるかもかも?ということになります。
ここはなんとしてもキュラソーとカナダに頑張ってもらって、ゴトビvsヤコを実現させてもらいたいものです!
ちなみにカナダ代表の3次予選は9月上旬の国際Aマッチデーに行われますが、ヤコヴィッチは現在ハムストリングを負傷しており、招集はされることはないでしょう。