2005シーズンに引退して17年…ついにミスターエスパルスこと、澤登正朗さんがクラブ創設30周年の今年、清水エスパルスにユースチーム監督として帰ってきます。
澤登 正朗氏 ユース監督就任のお知らせ(清水公式)
https://www.s-pulse.co.jp/news/detail/48808
このたび、清水エスパルスユース監督に、澤登正朗氏が就任することが決定しましたので、お知らせいたします。
澤登 正朗 (Masaaki SAWANOBORI)
【 出身地 】
静岡県富士宮市【 生年月日 】
1970年1月12日【 選手歴 】
東海大一高校(現 東海大翔洋高校)
- 東海大学
- 清水エスパルス(1992年~2005年)【代表歴】
U-18・23日本代表、日本代表【指導歴】
2013年~2022年1月 常葉大学浜松キャンパスサッカー部 監督【資格】
日本サッカー協会公認S級コーチライセンス【コメント】
『このたび、17年ぶりにエスパルスに復帰することになりました。まずは会長、社長はじめクラブよりお声を掛けて頂いたことに感謝申し上げます。2005年に引退を決めて、最後の試合後のセレモニーで、いつか指導者として戻って来ますとお話をしたこともあり、ホッとしていると同時に責任と重みを感じています。私の仕事はトップチームで活躍できる人材を育成すること。そして、もう一つは、人間教育をしながら社会で通用する人材を育成すること。こちらも重要だと考えています。クラブの力になれるよう全力で頑張りたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします』
ノボリこと、澤登さんは「スポーツパラダイス司会者でゴルフ好きのおじさん」と思っている方が多いかもしれませんが、清水エスパルスにおいてはガチ中のガチのレジェンド。
現役時代は東海大学卒業後に1992年から2005年まで清水一筋でプレー。
固定背番号導入時から初代10番を背負いましたが、チームの司令塔としてまさしく10番らしいプレーでチームの攻撃を牽引。
チャンスメイクだけではなく、高精度のフリーキックを始め、幾多のゴールを決め、チームの中心選手として強かった時代の清水を象徴する選手でした。
キャプテンシーがあり、また負けん気が強く泥臭いプレーも厭わない、いろいろな魅力を兼ね備えた選手であり、その結果、誰しもが認める「ミスターエスパルス」の称号を得たのだと思います。
引退後は常葉大学浜松キャンパスサッカー部の監督としても活動。大学レベルでは総理大臣杯や全国選手権に幾度となく出場し東海地方では強豪の地位を確立。
またコロナ禍での変則開催ではありましたが、2020シーズンは天皇杯の静岡県代表となり、全国大会へ出場しました。
そして、今シーズンからはエスパルスユースの監督へ就任。
エスパルスユースはここ数シーズン、高円宮杯U-18プレミアリーグなど全国レベルの大会で上位に進出をしている強豪ですが、タイトル獲得は近年では2018シーズンのクラブユース選手権のみに留まっています。
1年毎に選手が大きく入れ替わる育成チームでコンスタントに好成績を残せるかどうか、トップチームに選手を送り出せるかどうか、その点の手腕が問われると思います。
本人もゆくゆくはトップチームで監督をやりたいと考えているでしょうが、レジェンドだからといってトップチームの監督をやって結果を残せるかどうかは別問題です。
まずはユースチームで良い結果を残して、サポーターから手腕を認められるような監督になってもらいたいと思います!