今シーズン、J2のファジアーノ岡山に期限付き移籍していたGK櫛引政敏ですが、契約満了に伴い今シーズンをもって退団することが発表されました。
櫛引政敏選手 契約満了のお知らせ(清水公式)
https://www.s-pulse.co.jp/news/detail/38629/
このたびエスパルスは、ファジアーノ岡山に期限付き移籍しておりました櫛引政敏選手と来季の契約を締結せず、今季をもって契約満了とすることを決定しましたので、お知らせいたします。
櫛引 政敏 (Masatoshi KUSHIBIKI) GK
【 出 身 地 】 青森県青森市
【 生年月日 】 1993年1月29日
【身長/体重】 186cm/85kg
【 選 手 歴 】 千刈FC(青森市立千刈小) - 青森山田中学 - 青森山田高校 - 清水エスパルス(2011) - 鹿島アントラーズ(2016※期限付き移籍) - ファジアーノ岡山(2017※期限付き移籍)
【 代 表 歴 】 U18、19、21、22、23日本代表
【 今季成績 】 J2リーグ(6試合/0得点)、天皇杯(2試合/0得点)
【 通算成績 】 J1リーグ(59試合/0得点)、J2リーグ(6試合/0得点)、J3リーグ(5試合/0得点)、リーグカップ(15試合/0得点)、天皇杯(9試合/0得点)
【櫛引政敏選手コメント】
『高卒でエスパルスに加入し、スタジアムで初めてサンバのリズムの応援を聴いたとき、鳥肌が立ったのを覚えています。 今年で退団となりますが、このチームで経験したことを、これからの自分のサッカー人生にいかしていきたいと思います。 今までありがとうございました』
また、岡山からも期限付き移籍満了のリリースが出ておりますので、現時点では来シーズン無所属ということになります。
櫛引政敏選手 期限付き移籍期間満了のお知らせ(岡山公式)
http://www.fagiano-okayama.com/news/p1473053486.html
本人コメント :
今シーズンでファジアーノを離れることになりましたが、このチームに来て多くの新しい発見があり、長澤監督、コーチングスタッフ、サポーターの皆さん、そしてチームメイトには感謝の気持ちでいっぱいです。
ここで発見したことを心に刻み、頑張っていきたいと思います。
本当に、今年1年間、ありがとうございました。
櫛引は青森山田高校卒業後の2011シーズンに清水入団。
2013シーズンにベンチ入りするようになりましたが、シーズン中のGK林彰洋のサガン鳥栖移籍もあり2年前の途中からいきなり清水の正GKとしてプレーすることになりました。
このシーズンからクラブと5年契約を結び大きな期待を掛けられていましたが、続く2014シーズンは後半戦の失速でJ1残留を争う厳しいシーズンに。
そして2015シーズン、チームは開幕から低迷を続け、シーズン中の監督交代とともにGKポジションをGK杉山力裕に明け渡していました。
J2に降格した2016シーズンは、リオオリンピック出場のことも考え鹿島アントラーズに期限付き移籍するも、リーグ戦での出場は0試合。
今シーズンは岡山へ移籍し初めてのJ2リーグを経験していましたが、岡山でもポジションを確保することが出来ずにベンチ要員に甘んじていました。
アンダー世代のGKの常連で、清水でも長期契約を結ぶなど大きな期待を背負いプレーしてきました。
サッカー関係者からは身体能力や瞬発力などがズバ抜けていると高い評価を得ていましたが、一方でキックの精度や飛び出しの判断などに課題を残し、いい意味でも悪い意味でも試合の勝敗を左右するプレーが見られました。
清水は現在期限付き移籍を含めて6名の選手を抱えており、来シーズンは新しくGK新井栄聡が流通経済大学から加入することで、GKの去就が特に注目されていますが、櫛引に関しては退団が決まりました。
清水ではなかなか結果に恵まれず悔しい思いもしてきたと思いますが、それでも日本代表候補にも選ばれるくらいの逸材です。
まだ20代半ばと若いですし、新しいチャレンジを続けて欲しいと思います。
GKはベテランになってもプレーが続けられる息の長いポジションですから、成長を続け、またいつか清水の選手としてプレーする日が来ることを期待したいと思います。