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熱いプレーでチームを牽引したDF奥井諒がV・ファーレン長崎へ完全移籍 「2023年シーズンにJ1リーグでエスパルスと試合が出来るように長崎で精一杯頑張ってきます」

イーニョことDF奥井諒V・ファーレン長崎へ完全移籍することが発表されました。

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奥井 諒選手 V・ファーレン長崎へ完全移籍決定のお知らせ(清水公式)
https://www.s-pulse.co.jp/news/detail/48716

このたび、奥井諒選手が、V・ファーレン長崎へ完全移籍することが決定しましたので、お知らせいたします。

奥井 諒 (Ryo OKUI) DF 21

【 出身地 】
大阪府

【 生年月日 】
1990年3月7日

【身長/体重】
169cm/66kg

【 選手歴 】
履正社高校
- 早稲田大学
- ヴィッセル神戸(2012)
- 大宮アルディージャ(2016)
- 清水エスパルス(2020)

【代表・選抜歴】
U-17日本代表、関東大学選抜

【2021成績】
J1リーグ(18試合/0得点)、リーグカップ(7試合/0得点) 、天皇杯(3試合/0得点)

【通算成績】
J1リーグ(138試合/3得点)、J2リーグ(75試合/3得点)、リーグカップ(30試合/1得点)、天皇杯(16試合/2得点)

【コメント】
『V・ファーレン長崎に完全移籍することになりました。2年間という短い間でしたが、伝統ある清水エスパルスの一員になれた事、そして素晴らしいスタジアムで最高のサポーターと共に闘えた事を誇りに思います。穏やかな気候や温かい人々に魅了され、家族揃って清水・静岡という街が大好きになりました。2023年シーズンにJ1リーグでエスパルスと試合が出来るように長崎で精一杯頑張ってきます。今まで応援して頂き本当にありがとうございました。これからも気にかけて貰えたら幸いです。また会いましょう!』

奥井は大宮アルディージャから2020シーズンに清水加入。当時、奥井は大宮と契約を更新していましたが、その数日後に清水に加入が発表されました。

2020シーズンに監督に就任したピーター・クラモフスキー監督が目指した、サイドバックも攻撃に積極的に参加するスタイルを体現する選手として獲得。

本職は右のサイドバックですが、清水ではレギュラーとしてDFエウシーニョがいたため、手薄だった左サイドバックも担当。

 

2021シーズンになると大型補強の影響で当初はポジションを失っていましたが、DF片山瑛一の怪我による不在時や片山が右サイドハーフに回ったときには左サイドバックを託されました。

プレーにはやや正確さを欠く点が指摘されましたが、それを補う非常にハートのこもった熱いプレーでチームを鼓舞。年長者としての役割をこなしました。

最近では2021シーズン最終節前の練習で、チームの緩みを感じとった奥井がチームに喝を入れたというエピソードも伝わり、ピッチ内外でベテラン選手らしくチームを支えました。

こういう選手はチームにとっては本当に貴重で、出来ることなら残って欲しかったのですが残り少なくなってくる現役生活の中でより出場機会が期待されるチームを選んだのだと思います。

 

コロナ禍のなかの2シーズンの在籍となり、残念に思うのはアイスタで「勝ちロコ」を1試合もさせてあげられなかったこと。

そもそも、奥井加入後にアイスタで通常の条件で試合が開催されたのは2020シーズンの開幕戦のみ。

それ以降はずっと観客に制限のある中での試合だったため、勝利をしていても勝ちロコは叶わなかったのですが、せめて一度は経験してもらいたかったなと思います。

 

清水ではベテランの部類の括りでしたが、まだ31歳。これからもまだまだ活躍できる年齢ですので移籍先の長崎で是非J1昇格に導くほどの活躍をしてもらいたいです。ありがとうイーニョ!

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