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来シーズンのJ1クラブライセンス交付決定 スタジアムの課題は残る

Jリーグが2016シーズンのクラブライセンス判定結果が発表され、清水は引き続きJ1ライセンスが交付されることになりました。

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2016シーズン クラブライセンス交付決定のお知らせ(清水公式)
http://www.s-pulse.co.jp/news/detail/30849

クラブライセンス交付第一審機関により、2016シーズンのクラブライセンス交付が決定され、清水エスパルスに対し、J1クラブライセンス付与の決定が通知されましたので、お知らせします。

なお、クラブライセンス交付の通知内容は以下の通りです。

■クラブライセンス交付第一審機関(FIB)決定書 内容■

第1.決定内容

1.貴クラブに対して、2016シーズンに関するJ1クラブライセンスを付与します。

2.貴クラブに対して、以下の内容の制裁を科すこととします。
『貴クラブが2016シーズンに使用を予定しているスタジアムである「IAIスタジアム日本平」は、アジアサッカー連盟(以下、「AFC」という)が主催する競技会におけるスタジアム基準を満たさず、当該競技会のホームゲームを開催できないことをAFCから通告されるおそれがある。
これに鑑み、2015年12月31日までに、貴クラブのスタジアム環境に関する抜本的改善計画(これまでの取り組みと今後の活動計画を記したもの)をJリーグクラブライセンス事務局に書面で回答すること。
なお、2016年のクラブライセンス審査時にその計画の進捗が見られない場合には「戒告」が科せられる。』

第2.決定理由

1.貴クラブは、クラブライセンス交付規則(以下「本交付規則」という)第8章から第12章に定める各ライセンス基準のうちJ1に関するものであって、A等級のものを全て充足していることから、当機関は本交付規則第22条2項に基づき、貴クラブに対して、2016シーズンに関するJ1クラブライセンスを付与するものとします。

2.貴クラブは、本交付規則第34条2項に定める施設基準のうち、①I.12.(3)※1については、貴クラブから提出されたIAIスタジアム日本平の「ホームスタジアム検査表」(以下「検査表」という)によれば、1,000名の観客に対し洋式トイレは約1.7台であることから、5台以上備えていないと認められ、また②I.13.(1)※2については、IAIスタジアム日本平の検査表によれば、スタジアムの観客席は20,071席であるところ屋根で覆われている座席は約5,333席であることから、屋根が観客席の3分の1以上を覆っていないと認められ、いずれの基準も充足しておりません。したがって、当機関は本交付規則第15条および第8条1項に基づき、貴クラブに対して上記第1の2記載の制裁を科すことを相当と認めます。

以上

≪クラブライセンス交付規則≫
※1:第34条2項 I.12.(3)
「スタジアムは、1,000 名の観客に対し、少なくとも洋式トイレ5 台、男性用小便器8 台を備えなければならない。」

※2:第34条2項 I.13.(1)
「スタジアムの屋根は、観客席の3 分の1 以上が覆われていなければならない


来年もJ1ライセンスが交付される事になりましたが、例年のごとくスタジアムのトイレと屋根の不備について指摘されています。屋根はともかく、トイレについてはなんとかならないものでしょうか…?

指摘されている不備に対する活動計画を提出するように指示をされていますが、毎年提出している割には改善は見られていません。改善がされなくても「戒告」、要するに指摘して戒める程度の注意に留まりますので改善にまで踏み切っていないのが現状です。

ちなみに、屋根・トイレともに指摘されている球技専用スタジアムはアイスタだけ。 観客席数としてほぼ同じ専用スタジアムの「ユアテックスタジアム仙台」や「フクダ電子アリーナ」は不備を指摘されておらず、現状と同規模の新スタジアムを作る場合は、最低でもあのような設備が必要になるとイメージできると思います。

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