正式発表はこれからだということですが、今朝の新聞各紙で小林伸二監督の退任が報じられています。
【清水】続投方針急転!小林伸二監督を解任 後任は外国人指導者リストアップ(スポーツ報知)
http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20171204-OHT1T50265.html
J1清水エスパルスが小林伸二監督(57)を今季限りで解任することが4日、分かった。複数の関係者が明かした。きょう5日にクラブから発表される。
J1復帰からわずか1年で、小林体制が終わりを迎えることになった。クラブ幹部が「勝負師というより教育者」と評するように、小林監督は補強に頼るより選手を育てることにこだわりを持っていた。居残り練習で熱心にアドバイスを送った結果、若手は一定の健闘を見せた。ただその一方で、チームの成績は低迷。強化部からは外国人選手を起用するよう度々進言があったが、指揮官は受け流していた。
守備を固めるのか、ボールを回すのか戦術も迷走し、総失点はリーグワースト3位の54。総得点36はシーズンが34試合制になった05年以降のクラブワースト記録となった。当初は続投の方針だったが、上層部はこれ以上現体制を続けてもチーム状態は改善しないと判断。関係者によると、後任には複数の外国人候補をリストアップして交渉しているという。来季、オレンジ軍団は新監督の下で再出発することになる。
なるほど。勝負師というより教育者という表現は納得です。
もちろん勝ちへのこだわりはあったと思いますが、あまり結果が出せなかった選手でも継続して起用したり、ポジションを複数試したり、外国人選手に頼らないチーム編成というのもその通りです。
その中で、FW北川航也、FM金子翔太、DF松原后ら若手が大きく成長したのは間違いありませんが、結果的に今シーズンはひと桁という目標を達成できずに残留争いを演じてしまいました。
さて、問題は後任人事となりますが。外国人監督をリストアップしているということです。
清水小林伸二監督が退任、後任候補にポポビッチ氏ら(日刊スポーツ)
https://www.nikkansports.com/soccer/news/201712040000714.html
J1残留を決めた清水エスパルスの小林伸二監督(57)が退任することが4日、分かった。
同監督は「昇格請負人」としてJ2に降格した16年に就任し、2位でJ1復帰に導いた。
しかし今季は目標の9位以内に届かない14位だった。後任候補には元セレッソ大阪監督のポポビッチ氏(50)、元FCソウル監督の崔龍洙氏(44)らが挙がっている。
んー、外国人監督ですか…。
しかもポポビッチ監督とか絶対ダメでしょう。Jリーグでも経験が豊富ですし、非常に厳しい指導をするイメージが有りそれはそれで清水のためになると思いますが、2014シーズンにセレッソ大阪監督に就任して半年ももたずに解任されていますし、その際のサポーターとのゴタゴタなど後味の悪い印象が強いです。
C大阪のポポヴィッチ監督解任!セレ女は見抜いていた!(NAVERまとめ)
https://matome.naver.jp/odai/2140237411672215201
清水も同様に2014シーズン途中で解任となったアフシン・ゴトビ前監督とは後味の悪い形でのお別れとなっていますので、ポポ監督で同じ轍を二度踏む可能性が非常に高いのではないかと…指導力云々ではなく、サポーターの拒否反応が心配です。
それであればもう一人名前が上がっている崔龍洙(チェ・ヨンス)監督のほうが適任ではないでしょうか。
隣国の監督で自身もJリーグでプレーしていたこともあり、Jリーグにも精通しているはず。また日本語も話せると聞きます。
KリーグのFCソウルで監督を努め、戦力が充実したクラブということもありますが、上位に進出する指導力も持ち合わせています。
非常に熱く、攻撃的な選手ということもあり、攻撃に魅力のあるチームを作ってもらえるのではないでしょうか。
来シーズンのチーム編成をするにあたって後任監督人事は急務です。
かと言って、急いては事を仕損じますので、今後の清水をできるだけ長く託せる監督を選んでもらいたいものです。