11月に清水のトップチーム監督に就任した平岡宏章監督がJリーグの選出する11月のJ1リーグ「月間優秀監督賞」を受賞しました。
平岡監督、おめでとうございます!
月間優秀監督賞(Jリーグ公式)
https://www.jleague.jp/monthly_awards/2020/11/manager/j1.html
受賞者コメント
この度、2020明治安田生命J1リーグ 11月 月間優秀監督賞に選んでいただいたことを大変光栄に思います。11月から監督を引き継ぐことになりましたが、ピーター クラモフスキー前監督とチームをコーチとしてサポートし切れなかったという責任を感じながら、Jリーグでは初めての監督業ということもあり、本当に無我夢中で駆け抜けた1ヶ月でした。
監督交代によって、選手・スタッフが自分たちの責任を再認識し、全員でハードワークし、一丸となって戦った成果が良い結果として現れた11月でした。コロナの影響により特殊なシーズンですが、ホームだけでなく、アウェイでも沢山の方々がスタジアムで後押しして、私たちの大きな力になっていただいたことを本当に感謝しています。今季残りの試合もチーム一丸となって戦い、できるだけ沢山皆さんを笑顔にできるよう、取り組んでいきたいと思います。Jリーグ選考委員会による総評
原 博実委員「急遽監督に就任してから、3勝1分1敗。元気のなかったチームを闘うチームに変えた」
播戸 竜二委員「監督交代後から、3勝1敗1分。守備をすぐに立て直し、勝てるチームへ変貌させる。2007年はアルビレックス新潟シンガポールで年間最優秀コーチ!2014年からエスパルスユースの監督に。いろいろな経験をしてトップの監督に就任。短期間でエスパルスを戦う集団にする手腕は感服です」
柱谷 幸一委員「低迷していたチームに途中から就任して、チームを立て直し最多勝点10を積み上げた手腕は素晴らしい」
北條 聡委員「前任者からバトンを受け、見事にチームを再建。守備のやり方を整理して一体感をもたらし、アグレッシブな攻守で勝ち点を積み上げた」
平岡監督は11月から監督に就任。その11月の3試合を3勝1分1敗で終えた結果、就任して即受賞という快挙を成し遂げています。
就任直後の2試合では神戸、C大阪という難敵に連勝。続く初のアウェイゲームとなった札幌戦では大敗を喫しますが、次の横浜FC戦では選手を大幅に入れ替えて勝利という結果を残し、順位入れ替えがかかっていた湘南戦では引き分けましたが、最後までハードワークする試合で勝利まであと一歩というところまで戦いました。
Jリーグでは監督初挑戦でしたが、長く清水ユースで指導をしてきたこと、またアルビレックス新潟シンガポールでは年間の最優秀監督にも選出されていることなど、培ってきた監督経験を元に選手の役割を整理し守備の立て直しが奏功した結果、勝ち点を積み重ねることとなりました。
また、試合中にはピッチサイドから甲高い声で選手に飛ばす指示・指導、選手交代やポジション変更などの試合中であっても行う修正が非常に効果的であることも結果に結びついています。
平岡監督との契約は年内いっぱいで結んでいるそうですが、現状の指導力を見ると来シーズンも任せてよいのでは?という声もサポーターから聞かれます。本人ももしかするとその欲が出てきているかもしれません。
まずは残り3試合、更に来シーズンにつながるような結果を残してシーズンを締めくくってもらいたいところです。
ちなみに、昨年9月には当時監督だった篠田善之コーチも「月間優秀監督賞」を受賞しています。2シーズン連続で清水の監督が受賞をしたことは嬉しい限りです。