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山室晋也社長が田辺信宏静岡市長を表敬訪問し新スタジアム建設を訴え 市長の反応は…?

山室晋也社長が就任後初めて田辺信宏静岡市長を表敬訪問。その中で新スタジアム建設を訴えました。

写真は日刊スポーツから

清水新社長の山室晋也氏が市長に新スタジアムを直訴(日刊スポーツ)
https://www.nikkansports.com/soccer/news/202002060000406.html

プロ野球ロッテの前球団社長で、J1清水エスパルス社長に今季就任した山室晋也氏(60)が、田辺信宏・静岡市長(58)にサッカースタジアムの新設を直訴した。

6日、市役所で田辺氏を表敬訪問。「サッカーが熱い静岡市ですから、ぜひとも見合ったスタジアムをお願いしたい」と訴えると、田辺氏は「コア(熱心な)サポーターみたいなことを言わないで」とこぼし、笑い声があふれた。

田辺氏はひそひそ声で「それも…、磐田と…、初めて…」などと話し、何かもくろみがある様子。山室氏は「いろんなご事情はあるかと思いますが、ぜひ市長とタッグを組んで」と強調し、田辺氏は「御社の意向と我々の行政計画を合わせていきたい」と応じた。

J1ガンバ大阪の本拠地で、約4万人収容のパナソニックスタジアム吹田が理想像として挙がった。表敬終了後、山室氏は記者団に「新しいスタジアムを造ろうという機運を盛り上げていきたい」と力を込めた。

山室社長が初の市役所訪問でいきなりスタジアム建設の話題に触れたことは非常にありがたい話です。

現在のIAIスタジアム日本平はサッカー専用球技場として非常に臨場感があって見やすく、芝の管理も行き届いており、サッカースタジアムとしては高い評価を得ています。

一方で、駅から遠くて歩けない、駐車場が少ない、シャトルバスを使った際の帰りの渋滞がひどいなど、主にアクセス面での課題があります。

またスタジアムのコンコースが狭く往来に苦労したり、屋根の面積やトイレがJリーグの基準を満たしていないなどの問題があります。

そういった解決が難しい問題に対する打開策として新スタジアム建設の声はもう2010年代の初めころからあるのですが、まったく進捗がありません。

 

原因の一つとして、スタジアム建設に理解を示す川勝平太県知事と田辺市長の折り合いが合わず、田辺市長が乗り気ではないことは皆さん御存知の通り。

訪問の記事のコメントを見ても、ああ…これはやる気なし男君ですね。後ろ向きなのがにじみ出ています。

 

スタジアムを新しく建てるといっても、資金の問題、用地の問題、管理の問題などいろいろとあると思いますが、それを何とか出来る馬力があるのがサッカー王国を自負する静岡・清水という土地だと思います。

公費を投入するとなれば、普通の土地なら税金がもったいないとか、環境がどうだとかいろいろと不満の声も出ると思いますが、静岡なら協力しようというポジティブな空気の方が強くなるのではないでしょうか。

にもかかわらず、旗振り役になる行政がこう及び腰では…。これなら静岡市と合併なんてしなかった方がよかったですね!

 

プロのサッカークラブ、しかもトップリーグ所属のクラブがあるというのはそれだけでも街の大きな財産です。

本来は行政がそれを活用して街づくりに取り組んでもよいと思いますが、なぜ及び腰なんでしょうね?サッカー王国なんだから放っておいても何とかなるでしょうとでも思っているのかもしれません。

 

ということで市政にはあまり期待できませんが、いつでも動きが取れるように金策だけでもしておきたいところ。

クラブもクラウドファンディングなどで資金を募ればサポーターは応えると思いますので、とりあえずやれることは早めに始めておいてもいいのではないかなと思います。

ちなみに同じくスタジアム建設を目指しているサンフレッチェ広島広島市は、ふるさと納税で資金調達をしており、昨年10月に開始した募集は1ヶ月で1億円を突破したようです。

応募期間は3年半ということで、まだまだ伸びそうな気がします。

また、民間資金だけで建設したガンバ大阪パナソニックスタジアム吹田の建設費用は140億円だそうです。(私も1,000円だけ募金しました!)

このあたりを勘案すれば、サポーターや市民、理解のある地元企業などの力を合わせれば清水でもそれなりの金額は集まるのではないかなと思います。

 

山室社長は元敏腕銀行マンということでお金の面のことはプロ中のプロでしょうし、あとは一緒に動いてくれるパートナーを探して、市長がはぐらかせないような大きな流れになっていってほしいと思います。

社長、期待しています!

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