清水加入時点では「未定」となっていた大熊清氏の役職。
本日クラブからから発表があり、大熊さんはゼネラルマネージャー(GM)に就任することが発表されました。
サッカー事業本部 人事異動のお知らせ(清水公式)
https://www.s-pulse.co.jp/news/detail/44179/
株式会社エスパルスは、12月23日(月)付でサッカー事業本部内の人事異動を下記の通り決定しましたので、お知らせいたします。
■人事異動内容
大熊 清
クラブスタッフ → (新) ゼネラルマネージャー大榎 克己
ゼネラルマネージャー(兼)スカウト部部長 → (新) 強化部部長(兼)清水エスパルスフィロソフィー作成チーフ伊達 倫央
デュプティゼネラルマネージャー(兼)育成部部長 → (新) 育成部部長内藤 直樹
強化部部長 → (新) スカウト部部長(兼)強化部部長補佐兵働 昭弘
トップチームコーチ → (新) スカウト部
大熊さんについては「GMなら有能、監督なら無能」というありがたくない評判がありましたが(実際にはそんなことないと思いますけど)、その誰しもが認める「有能」さを発揮できるポジションに就くことに。
これは期待大ではないでしょうか!
そして現在、現場を統括している大榎克己GMは強化部部長に。内藤直樹強化部部長はスカウト部に異動してスカウト部長に。そして大榎強化部部長を支える強化部長補佐になります。
大榎GM、内藤強化部長については実質的な降格人事ですね。やはり今シーズンのリーグ戦で目標未達となってしまった原因は現場の監督・コーチだけの責任ではありません。
シーズン中にヤン・ヨンソン前監督が解任され、途中登板した篠田善之監督がコーチに降格する以上、大榎GM、内藤強化部長にも同様の人事異動があって然るべきかと思います。
なお、大榎GMにはフィロソフィー作成チーフという肩書も付きますが、要するに哲学、エスパルスらしさというものを考えていく、作っていく責任者ということになりますか。
ただ、エスパルスらしさの確立にどれだけ時間がかかっているのか…清水は創設から27年経っているのですが。とりあえず肩書だけの役職でないことを期待します。
内藤強化部長も元はスカウトで活躍していた方ですので、改めての活躍に期待します。
また、伊達倫央デュプティゼネラルマネージャー(兼)育成部部長はデュプティゼネラルマネージャー(要するに副GM)の職が解かれ、育成部に専念。
そっか、今シーズンは伊達さんがGMを支えていたんですね。
大榎・伊達体制は、降格した2015シーズンには監督・強化本部長の関係でした。この体制が2019シーズンもGM・副GMの関係だったとは…残念ながら、なんだか「納得」って感じもします。
もう一人、兵働昭弘コーチは再びスカウト部に戻ります。
兵働コーチは昨シーズン引退後、今シーズン初めはスカウトとして活動していましたが、篠田監督がコーチから昇格した際にスカウトからコーチに転身していました。
その時は、ただ単に現場コーチの頭数が足りなくなったから白羽の矢が立ったのかもしれませんが、スカウトとして出発したとたんにコーチに転身となり、引退後1年目からクラブに振り回されて少しかわいそうな気もします。
大事な人材ですから、来シーズン以降はきっちりスカウトとして腰を据えて活躍してもらえるよう、クラブにはお願いしたいものです。
ということで、来期の強化部体制が整ったエスパルス。新しい監督を迎え、新しいエンブレムのもと再出発です。
最初はうまくいかないこともあると思いますが、じっと我慢して2年後3年後に結果として現れますように。そしてその後、エスパルスのフィロソフィーのもと、何年もの間上位争いができるだけのクラブになれますように。
もう内部分裂や、戦犯探し、責任の押し付けなどはご免です。フロント、現場、パートナー(スポンサー)、ファンサポーターなどエスパルスに関わる人が同じ方向を向いて、一丸となって戦えるような、そんなクラブを大熊GMには作り上げてほしいと思います。