本日12/29の静岡新聞朝刊で、ベガルタ仙台のGK六反勇治が清水加入濃厚と報じられています。
六反は2015シーズンに仙台に加入すると正GKを務め、その活躍で日本代表にも招集されました。そのシーズン後には鹿島アントラーズも獲得に乗り出しました。しかし結局獲得は見送られ、鹿島は清水からGK櫛引政敏を期限付きで獲得しているのは御存知の通り。
2016シーズンは出場機会が減ったものの、ハイボール処理や抜群の安定感などベテランらしいしっかりとしたプレーをするゴールキーパーです。
来シーズンは、松本山雅に期限付き移籍していたGKシュミット・ダニエルが仙台に戻るということで仙台との契約が切れる六反が移籍に踏み切るとしても不思議ではありません。正式発表を待ちたいと思います。
しかし、六反獲得となると既に契約更新をしたGKは西部洋平、植草裕樹、高木和徹と従来の4名枠が埋まります。杉山力裕、碓井健平、櫛引政敏も在籍しており、この時点で7名というGKとしてはありえない保有数であることから、あとの3名はレンタルを含めた移籍が考えられます。(すでに契約更新済みの選手がレンタルの可能性もあります)
ここのところなかなか定まらない清水のGK事情ですが、ゴールキーパーの安定感・存在感が試合に与える影響というのは今シーズン、特に思い知らされました。
J1に定着するためにも、この課題は早急に解決してもらい、向こう数シーズンはGK事情で困らないような体制づくりを期待したいと思います。
また、同日の紙面ではブラジル人DFアンデルソン・ドス・サントス獲得の可能性もありとのこと。1月の沖縄キャンプで練習参加をさせ、判断することになります。
春季キャンプのテストから入団というかたちでは、最近ではFWピーター・ウタカ、FWミッチェル・デュークも同じパターンですが、そうなるとやはりチームへのフィットという意味では数カ月は我慢する必要があり、特に他のポジションよりも密な連携が必要とされるディフェンダーの獲得という意味では少し心配な面もあります。
獲得前提の練習参加なのか、それとも本当にテスト色が強い練習参加なのか、はっきりしませんが、こちらも続報を待ちたいと思います。
(写真は日刊スポーツより)