ここしばらく怪我のリリースは出ていませんでしたが、本日発表されたDF飯田貴敬の怪我のリリースは今シーズン何故か多発している長期離脱を示す内容のものでした…。
飯田貴敬選手のケガについて(清水公式)
http://www.s-pulse.co.jp/news/detail/37273/
飯田貴敬選手は7月5日トレーニング中に負傷し、8月3日に静岡市内の病院にて手術をおこなった結果、下記の通り診断されましたので、お知らせいたします。
左踵骨単純性骨嚢腫
全治までは4~6ヶ月を要する見込み
全治4~6ヶ月とは…今シーズン絶望、そして来シーズンも開幕直前まで復帰できない可能性もあります。
飯田は今シーズンから正式に加入し、YBCルヴァンカップを中心に試合に出場し、出場時間450分を達成。すでにプロA契約を結び直しています。
しかしルヴァンカップ終了後は出場機会も限られ、最近ではベンチからも外れていました。
どうしたのかな?と思っていましたが、7月初旬のトレーニングから負傷離脱していたのですね。
それにしても、骨嚢腫とは…漢字だけ見ても痛そう、怖そうなのですが。
コトバンクでは以下の通り説明されています。
https://kotobank.jp/word/%E9%AA%A8%E5%9A%A2%E8%85%AB-65352
家庭医学館の解説
こつのうしゅ【骨嚢腫 Bone Cyst】
[どんな病気か]
骨腫瘍類似疾患(こつしゅようるいじしっかん)(骨腫瘍(こつしゅよう)によく似た病気)の1つです。骨腫瘍類似疾患のなかでは、もっとも発生数の多い病気であり、内軟骨腫(ないなんこつしゅ)(「内軟骨腫」)とほぼ同数の発生がみられます。
よくおこる部位は、上腕骨(じょうわんこつ)の上端(肩近く)と、大腿骨(だいたいこつ)(ももの太い骨)の上端(骨盤(こつばん)近く)です。また、踵骨(しょうこつ)(かかとの骨)にも発生します。
この病気が発生しやすい年齢は、10歳代で、ついで10歳未満となっています。
[症状]
骨の内部の骨髄(こつずい)に、広い範囲にわたって骨組織の破壊がおこり、それによってできた空洞(くうどう)の内部に黄色の液体がたまります。
骨皮質(こつひしつ)(骨の外側をおおうかたい部分)が薄くなり、かんたんに骨折をおこすようになります。
これは、小さな外力で生じた病的骨折なので、急に激痛を感じて病院を受診し、骨嚢腫と診断される場合がしばしばあります。
ふつうは、症状が現われないことが多いのですが、まれに痛むこともあります。
[治療]
病的骨折をおこす危険性があまりなければ、そのまま経過を観察するのも1つの方法です。
治療としては、骨の空洞内に、炎症を抑えるステロイド薬(副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモン薬)を注入する方法、空洞内の液体を排出して内圧を下げるためにドレーン(管)を設置する方法など、いろいろな方法が行なわれています。
手術療法としては、空洞の内壁をおおう膜組織(まくそしき)をかきとった(掻爬(そうは))あとに、骨移植を行ないますが、再発することもあります。
しかし、病的骨折のあと、自然に治ることもあります。
いずれにしても良性の病気なので、心配はありません。
なんだかわかったようなわからないような?骨の中に空洞ができ、そこから骨が折れやすくなるということでしょうか?
練習中に怪我をして痛みが引かないと思ったら骨嚢腫だったとか?憶測の域をでませんが、そういうことなのかもしれません。
一応、「良性の病気」だそうですが、サッカー選手にとっては命の次に大事な足の病気ですし、実際半年もプレーできない可能性があるわけですから、良性でよかったねとはいえませんね。
しかし、これはもう治るまで仕方がありません。せっかくプロになってこれからというときに辛いとは思いますが、復帰を目指してリハビリに励んでもらいたいと思います。