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頼れるキャプテンFW鄭大世就任は本人の立候補だった 小林監督が会見で明かす

4/8のアウェー柏レイソル戦は連敗を2で止める勝利、久々の完封、DF角田誠の復帰、FWミッチェル・デュークの怪我復帰明けゴール、DFカヌ初のベンチ入りなど、いろいろなことがありました。

その試合後の記者会見で、小林伸二監督が今シーズンのキャプテンに指名したFW鄭大世は自ら希望した「立候補」であったことを明かしました。

試合後 監督コメント(清水公式)
http://www.s-pulse.co.jp/games/result/2017040804/

<Q.鄭大世選手をキャプテンに指名した理由と、今日の1ゴール1アシストの活躍ぶりをどう思うか?>

キャプテンをしたいと自分から相談があった。彼の中にも、この歳でチームのために役に立たないかという(想いがあった)。ストライカーなのでエゴイストなところがあったが、去年、チームのために守備をしたり、黒子になることによって点が取れたということを経験している。そういうところでハードワークできれば点も取れるし、チームのために活躍できるということが、たぶん彼の中にあると思う。年齢的には厳しくて、本当はコンディションをとったり、自由にやらせたい。でも、そういうところに身を置いてキャンプから怪我もなくやっている。今日も、あの一瞬のスキを突けたということが、やはりそういうところにあると思う。集中してやれているので、上手く若い選手と交わっていければ、チームも一丸となっていけると思う。

シーズン前にキャプテンを決める際、どの選手に任せるか決め兼ねていた小林監督。そのため予定よりもキャプテンの発表が遅れましたが、テセが新キャプテンと発表されたときは誰もが納得でした。昨シーズンからベテランとしてキャプテンに選ばれるのにふさわしい振る舞いを見せてきましたからね。

そして今シーズン、真のキャプテンとしてここまで積極的にチームの中心に立ってチームをまとめ上げている姿が目につきます。

円陣で鼓舞

相手コーナーキック前にも鼓舞

後半開始前には選手たちで話し合い

小林監督の言うとおり、ベテランとして自身のコンディションを重視させたり、フォワードとして自由にやらせたい気持ちもあるでしょう。

テセ自身もキャプテンとして、ベテランとして、時にはチームメイトを指導したり強く言ったりする必要もありますが、そのためには自分自身も選手として結果を出し続けなければなりません。

それだけの重責ある立場を自ら志願し、ここまで個人として結果を出し、チームとしても目標の1桁順位を狙えるだけの力を出せるチームづくりに貢献しているのは大変に素晴らしいことです。

 

おそらく、テセ自身が尊敬している川崎フロンターレMF中村憲剛の存在も影響しているのだと思います(憲剛は今シーズンはキャプテンではありませんが)。

プレースタイルは違いますが、自分から若手の輪の中に入って、若手からいじられるような存在になるところなどは似ていますし、意識しているのかなとも思います。

そういうテセのチームに対する献身的な部分を見て若手が育ち、また次のリーダーが出てくる…そういう良い流れがチームの中に生まれてくることも期待します。

また、チーム内に他のクラブから加わったベテランが増え、テセのサポートであったり、彼ら自身もまた若手に対していい影響を与え、チームを助けている点も忘れてはいけません。

 

選手が怪我から復帰し始め、今シーズン加入した選手も含めてフィットし始めてきたエスパルス。現在の勝率ペースを守り、さらに上を目指すためにも、柏戦のようなチーム一丸となった戦いが必要です。

そのチームをまとめるテセをサポーターも信頼して支えていきましょう!

 

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