2013シーズンの11月に清水エスパルスに練習生として参加していたタイ代表FWチャナティプ・ソングラシンが遂にJリーグに移籍することになりました。
移籍先は北海道コンサドーレ札幌で、期限付き移籍。期間は来年7月から1年半ということです。
“タイのメッシ”の札幌移籍が決定。来年7月に合流。AFFスズキ杯でも大活躍(フットボールチャンネル)
http://www.footballchannel.jp/2016/12/19/post190756/
タイプレミアリーグ(1部)のムアントン・ユナイテッドは19日、チャナティップ・ソングラシンの北海道コンサドーレ札幌への移籍合意を発表した。
身長158cmという小柄な体型やプレイスタイルから“タイのメッシ”との異名を持つチャナティップは、Jリーグ初のタイ国籍選手として来年7月から1年半の期限付き移籍で札幌に加入する。
ムアントン・ユナイテッドのポンサック・フォル・アナン会長は記者会見で「今日はタイサッカーの真の夢が叶った。かなり前から日本側(札幌)と交渉してきたが、これまでタイ人選手が日本へ移籍したことがなかったため時間がかかってしまった」と、長年夢見てきたチャナティップのJリーグ挑戦が実現した喜びを語っている。
一方で交渉が長引いた理由として「当初は札幌がJ2のクラブであることを憂慮していた。チャナティップはJ2でプレーしたがらなかった」と明かした。結局は札幌がJ2優勝を果たしてJ1昇格を決めたことで移籍合意に至った。
また来年7月からの移籍という変則的な形になったことについては「いまの日本はとても寒く、大雪が降る。それは彼が順応しプレーすることを妨げる。7月であれば順応はより容易になるだろう。そしてムアントン・ユナイテッドはACLに出場する」と説明した。
1年を通して温暖なタイからシーズン開幕時には冬の日本へ、特に寒い時期の長い札幌への移籍は気候面でリスクになると考えているようだ。そして今季タイプレミアリーグを制したムアントン・ユナイテッドはACLのグループステージを突破するためにチャナティップの力を必要としている事情もある。
チャナティップはムアントン・ユナイテッドのリーグ優勝だけでなく、タイ代表のAFFスズキカップ連覇にも大きく貢献した。2大会連続でAFFスズキカップの大会MVPにも輝いている。名実ともに東南アジアNo.1プレイヤーが満を持してJリーグにやってくる。
移籍期間が来年夏からの1年半となった理由は日本が寒いから、ということみたいですが、清水に来たときには11月の本栖湖で「サムイ」って言っていたのに、北海道に行って大丈夫でしょうか?
この修学旅行風の動画が見ものですw とりあえず「いいやつ」というのは伝わってきます。
今年行われた日本代表とタイ代表のワールドカップ予選にもチャナティプは出場しており、気を吐いていました。ボール捌きやテクニックに見るものはありましたが、やはりフィジカル的にどうなのかが気になるところ。Jリーグで、札幌でどれだけ活躍できるのか注目したいと思います。
来シーズンは清水も札幌もJ1で戦います。清水ホームの試合が後半になればチャナティプも清水に戻ってくることになるかもしれませんので、そのときは対戦を楽しみにしたいと思います。