清水エスパルスのJ1昇格でまだまだお祝いムードが続いていますが、シーズンが終われば徐々にこういう報道が増えてきます。
今シーズン途中からJ3藤枝MYFCに期限付き移籍していたFW加賀美翔の期限付き移籍終了、そして清水との契約満了が発表されました。
加賀美翔選手 契約満了のお知らせ(清水公式)
http://www.s-pulse.co.jp/news/detail/35095/
このたびエスパルスは、藤枝MYFCに育成型期限付き移籍しておりました加賀美翔選手と来季の契約を締結せず、今季をもって契約満了とすることを決定しましたので、お知らせいたします。
【加賀美翔選手コメント】
『ユースから7年間お世話になり、本当にありがとうございました。エスパルスでも藤枝MYFCでも結果を残すことができず、自分自身ふがいなさを感じています。また、応援いただいた皆さまの期待に応えることができなかったことは、申し訳なく思っています。今後はエスパルスを離れることにはなりますが、これからもよろしくお願いします』
リリースにも出ましたが清水エスパルスを退団することになりました。
ユースを含めば7年お世話になりましたがコーチングスタッフ・フロントと沢山の人と出会うことができました。
応援してくださったファン・サポーターの方々、期待に応えられずすみませんでした。
これからも応援お願いします!— 加賀美翔 (@s33_s11) 2016年11月26日
加賀美は清水ユース出身で、2013シーズンにトップチームに昇格。リーグ戦、ナビスコカップ、天皇杯を通じて、清水での公式戦出場はわずか3試合にとどまりましたが、その中で2ゴールを記録。
ひとつはプロ初先発となった2014シーズンの天皇杯準決勝でガンバ大阪に対して決めたゴール。リーグ戦に主力を温存した清水と、フルメンバーで戦ったガンバ大阪の差は明らかで、前半15分までに2点を奪われましたが、その直後に加賀美が決めたゴールは清水に流れを引き寄せ、結果負けたものの活躍を見せた試合でした。
2つ目のゴールは2015シーズンのナビスコカップ予選リーグヴィッセル神戸戦で決めた逆転ゴール。すでに予選リーグ敗退が決まっていた中、決めた逆転ゴールは印象的でした。
試合に出れば結果を出せる選手として、また練習試合などでのゴール決定力もあり、サポーターからは常に期待をされてきた選手でしたが、今シーズンは出場機会がなく、藤枝に期限付き移籍後も試合出場は途中出場の4試合のみということでした。
チームメイトからも高い評価を受けていたにも関わらず、試合に出場する機会を得られなかった加賀美。自身を「ふがいない」としていますが、まだまだこんなものではないはずです。現役の続行を希望しているといいますので、まずは新しいチームを見つけ、出場機会を得られるように願っています。
加賀美が中学時代に所属していたアスルクラロ沼津(当時所属の下部組織はACNジュビロ沼津)がJ3に昇格したことで、沼津入りを熱望する声も聞かれますが、加賀美のためには静岡から離れて、加賀美のことを知っている人が少ないまったく別の土地でリスタートをするのも良いのではないかなと思います。
どこに行っても清水サポーターは応援し続けるので、そこで我々を喜ばせてもらいたいと思います!