FWバレー移籍とともに、今朝の静岡新聞に掲載された鹿島MF本田拓也の獲得情報。
清水エスパルス速報(S速)@spulse_sokuhou
鹿島の本田獲得へ | 静岡新聞 http://t.co/XzaXMxWuC9
※決してバレーの穴を埋める補強ではありません。
J1清水が、元日本代表で鹿島のMF本田拓也(28)の獲得を目指し、交渉を進めていることが21日、分かった。本田は法大から08年に清水入り。11年に鹿島に移籍した。加入が決まれば、2年半ぶりの復帰。
2010年シーズン後の選手大量離脱事件に絡んでいる選手の一人である本田拓也の獲得については賛否両論。しかし、実力としては申し分なく、獲得となれば中盤のダイナモとしての期待がかかります。あとはサポーター側のわだかまりさえなければ…。
そもそも選手大量離脱事件とは?これは2010年シーズンを以って長谷川健太体制が終わった際、主力を含めた11名の選手が退団した「事件」です。
特にクラブからの非更改提示ではなく自ら移籍を志願した主力選手の藤本、兵働、本田の3名には今でも風当たりが厳しい状態。
藤本淳吾(名古屋)
元背番号10。ルーキーイヤーは活躍も、2年目の夏、アウェイ大宮戦で腓骨骨折の大怪我を負いシーズンを棒に振り、翌3年目復調の兆しが見えたところでシーズン後に名古屋の久米GM(元清水GM)に誘われる形で0円移籍。大量離脱の先陣を切る形となった。「怪我の間もずっと応援していたのに!」「背番号10を簡単に捨てるのか!」というファンの声多数。名古屋移籍後は「踏み絵事件」も勃発。
兵働昭弘(柏→千葉)
元主将。監督・選手から絶大な信頼を置かれ主将を務める。鈍足ダッシュ、宇宙開発など印象的なプレーや屈託のない笑顔、明るいキャラクターでファンを魅了。しかし、その年J2で優勝しJ1に昇格する出身地千葉県の柏レイソルから獲得打診を受けて「地元でプレーしたい」と高木和道前キャプテンと同じ理由で退団。「大量離脱で苦しい時にキャプテンが抜けるとは何事だ!」「病気(甲状腺機能障害・現在は完治)の間もずっと応援して待ってたんだぞ!」の声。現在はカテゴリーが違うこともあり、あまりわだかまりは無さそうだが…。
本田拓也(鹿島)
△じゃない方の本田。大卒ルーキー。浦和からの焼肉工作に遭いながらも清水に入団し、1年目からレギュラーを掴み、北京オリンピックでも活躍。2010年にはザックジャパンにも選ばれる。「長期契約中だし、中盤にホンタクがいれば安心…」と思い込んでいたところ、鹿島からの誘いにより移籍。ただし推定8000万円といわれる移籍金を残してくれたことから「移籍やむなし」の声も。また、移籍直後の大怪我で1年を棒に振り、代表からも遠ざかり、「みそぎは済んだ」とも…。
本田については移籍金での買戻しが必要なようですが、実力のある貴重な中堅選手ですし、戻ってくるのであれば過去のことは水に流して、清水のために頑張って欲しいと思います。