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選手・サポーターから愛された”レジェンド”鄭大世が現役引退を発表 「みんなのおかげ」「これがベスト」

2022/10/28

2015シーズン途中から2020シーズン途中まで在籍し、現在FC町田ゼルビアでプレーをしていたFW鄭大世が現役引退を発表しました。

今シーズンも先日のJ2ホーム最終節でゴールを決めるなど活躍を見せていた中での決断でした。

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鄭大世選手 現役引退のお知らせ(町田公式)
https://www.zelvia.co.jp/news/news-215876/

この度、FW 鄭大世選手が、2022シーズンをもって現役を引退することになりましたのでお知らせいたします。

【鄭大世選手コメント】
「裏山の鶯の鳴き声で目を覚ます。そんな清々しい朝を迎えてた町田での2年間
最後の最後まで。本当に最後の試合まで苦しかった。

これを遅くに書き上げた後に夢で、外されてるのに怒鳴られる夢でうなされ、朝思わず加筆した。
現実もそんな日常だった。

全て伏線だと言い聞かせ、この”痛みや苦しみ”は自分だけの花を咲かせるためだと
愚痴りながらも、食らいついた

(全文はリンク先へ)

そして、清水公式にもメッセージが掲載されています。

鄭大世選手(FC町田ゼルビア)よりメッセージ(清水公式)
https://www.s-pulse.co.jp/news/detail/50453

このたび、現役引退を発表された鄭大世選手(FC町田ゼルビア)よりエスパルスサポーターの皆様および関係者へメッセージをいただきましたので、ご紹介いたします。

『静岡駅前のホテルの一室で、スーツを着た僕の前で強化部が見守る中、サインをした。”2020年”まで契約という20年代の西暦が想像もできなかった。現在2022年、よわい38歳

(全文はリンク先へ)

2015年7月にJ1残留の切り札として清水が獲得したものの、既に「死に体」状態だったチームを救うことはできずJ2降格。

J2を戦う清水に残留したテセは、夏にFW大前元紀の負傷離脱後はエースとして獅子奮迅の活躍を見せ、終盤にチームは9連勝で見事1年でのJ1復帰を達成。テセ自身も7試合連続ゴールを決めるなど26ゴールを決めてJ2リーグ得点王に。

J1復帰した2017シーズンは主将としてチームを引っ張り、リーグ戦で10ゴールを決めるなど活躍。最終節まで縺れた残留争いを制します。しかし、そのシーズンあたりから徐々に怪我での欠場も目立ち始めることに。

2018-2019シーズンはヤン・ヨンソン監督の元、他の選手の活躍もあり出場機会が少なくなったり、カップ戦要因に回ったりもして、後に本人もフラストレーションを明らかにしていましたが、未勝利で迎えた2019シーズンの静岡ダービーで先制点を叩き出しチームを勝利に導くなど、苦しいところでチームを牽引する頼れるベテランとして君臨しました。

2020シーズンはピーター・クラモフスキー監督の元、新たなスタイルで挑戦を始めた清水の中でポジションを確保することができず、シーズン途中に惜しまれながらもJ2アルビレックス新潟に期限付き移籍。新潟では徐々に頭角を現しエースとして活躍し、10月にはハットトリックを決めて復活を印象付けました。

ただ、清水との契約は2020シーズンで満了。その時点で引退も決意していたそうですが、町田からのオファーで翻意し、21-22と2シーズンプレーして来ました。上述の通り、ホーム最終節でも途中出場からゴールを決めるなど、ストライカーとしての存在感は衰えていませんでした。

 

本人はエゴイストだったと振り返りますが、清水加入後のテセは若手・ベテランを融合したチームの象徴的な存在となり、常にチームのために戦っていました。その結果、選手・サポーター誰からも愛される存在となりました。

とても苦しい時期が続いた2010年代後半のエスパルスですが、テセを抜きにこの時代を語ることはできない、まさにレジェンドの選手でした。

本当に長い間お疲れさまでした。

 

テセと言えば非常に勉強熱心・努力家で、サッカーだけではなく多彩な面を持っています。オフには試合の解説をしたり、自分のお店を持つ経営者としても活躍中。

これからどのような活躍を見せてくれるのか、今後のテセも変わらず応援していきたいと思います。そして、これからも清水とのつながりがあると嬉しいですね。

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