DFファン・ソッコがサガン鳥栖へ完全移籍することが発表されました。
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ファン ソッコ選手 サガン鳥栖へ完全移籍決定のお知らせ(清水公式)
https://www.s-pulse.co.jp/news/detail/46384
このたび、ファン ソッコ選手がサガン鳥栖へ完全移籍することが決定しましたので、お知らせいたします。
ファン ソッコ (HWANG Seok Ho) DF 3
【 出身地 】
大韓民国【 生年月日 】
1989年6月27日【身長/体重】
183cm/80kg【 選手歴 】
雲湖中 - 雲湖高 - 大邱大 - サンフレッチェ広島(2012) - 鹿島アントラーズ(2015) - 天津泰達足球倶楽部(2017) - 清水エスパルス(2018)【 2020成績 】
J1リーグ(19試合/2得点)、リーグカップ(0試合/0得点)【 通算成績 】
J1リーグ(169試合/6得点)、リーグカップ(13試合/1得点)、天皇杯(11試合/0得点)、中国スーパーリーグ(15試合/0得点)、ACL(14試合/1得点)、FCWC(4試合/0得点)【 コメント 】
『清水エスパルスの選手として戦った3年間は私の誇りです。この3年間いつも熱い声援で支えて下さったファン・サポーターの皆様には感謝しかありません。そして、スタジアムでチームを何度も助けてくれたあの一体感ある応援を忘れることはないでしょう。3年間本当にありがとうございました!』
ソッコは2018シーズンに加入。韓国代表経験があり、サンフレッチェ広島、鹿島アントラーズでのリーグ優勝経験を持つ選手として高い期待のもと加入しました。
加入早々、前シーズンまで安定しなかった清水のセンターバックのレギュラーとして活躍し、2018シーズンは32試合に出場。
ブラジル人DFレアンドロ・フレイレとのコンビで守備を安定させ、2018シーズンは得失点差をプラスにする活躍。サポーターが選ぶWONDERプレイヤー賞(MVP)も獲得しています。
2019シーズンにもレギュラーとして活躍しましたが、チームとして開幕時から調子が上がらなかったことやDFメンバーが固定できなかったこともあり、出場自体は26試合に減りました。
また、残留を争っていたシーズン終盤の静岡ダービー・ジュビロ磐田戦では開始5分で相手FWルキアンを後ろから掴んで倒し退場処分となり、批判されるなど厳しいシーズンとなりました。
2020シーズンはリーグ戦開幕時点ではサブ扱いでしたが、徐々に出場機会を増やします。
特に第7節の大分トリニータ戦からは左サイドバックに起用されると、戦前のサポーターの不安を払拭させる安定感をもたらし、自らも先制のヘディングを決めるなどシーズン初勝利に貢献。
その後も左SBとしての起用が続き、チームも調子を取り戻しましたが、怪我のために2ヶ月ほど欠場となり、その間にチームが低迷。
23節の鳥栖戦で復帰したあとは、監督交代がありながらもコンスタントに出場し、センターバック、左サイドバックとして活躍しました。
一対一の強さやビルドアップ、カバーリングなどディフェンス能力が総合的に高く、チームが苦しいときに頼りになる存在。
2020シーズンもソッコの怪我がなければ低迷期間はなかったのではと思わせるような存在感を感じさせる選手でした。
また、守備だけではなく2018シーズンのホーム・セレッソ大阪戦や2020シーズンのアウェイ・コンサドーレ札幌戦で見せたような、フォワード顔負けの美しいゴールも印象的です。
能力的に計算のできる選手として、また複数ポジションが可能な選手として、2021シーズンも清水に残ってもらえたら嬉しかったのですが、外国人枠の問題等で退団は已む無しかと思います。
鳥栖でもレギュラーとしてプレーするのはほぼ間違いないでしょう。活躍を期待したいと思います!