年末になっても怒涛の獲得リリースラッシュ。
本日は大分トリニータのDF鈴木義宜(すずき・よしのり)とギラヴァンツ北九州のFWディサロ燦シルヴァーノ(でぃさろ・あきら・しるゔぁーの)の完全移籍での獲得が発表されました。ようこそ清水へ!
まずは大分では主将を務めていた鈴木の獲得。彼については今日の今日まで噂にも上がっていなかったと思うのでびっくりです。
鈴木 義宜選手(大分トリニータ) 完全移籍にて加入決定のお知らせ(清水公式)
https://www.s-pulse.co.jp/news/detail/46381
このたび、大分トリニータの鈴木義宜選手が完全移籍にて加入することが決定しましたので、お知らせいたします。
鈴木 義宜 (Yoshinori SUZUKI) DF
【 出身地 】
宮崎県【 生年月日 】
1992年9月11日【身長/体重】
184cm/72kg【 利き足 】
右【 選手歴 】
広瀬サッカースポーツ少年団 - 宮崎日本大学中学校 - 宮崎日本大学高校 - 宮崎産業経営大学 - 大分トリニータ(2015)【 今季成績 】
J1リーグ(33試合/0得点)、リーグカップ(1試合/0得点)【 通算成績 】
J1リーグ(67試合/1得点)、J2リーグ(124試合/5得点)、J3リーグ(30試合/1得点)、 リーグカップ(1試合/0得点)、天皇杯(11試合/0得点※宮崎産業経営大学での出場含む)【 コメント 】
『清水エスパルスの皆さん、来シーズンから一緒に戦うことになりました鈴木義宜です。エスパルスを強いチームにするため、勝つために全力を注ぎます。一緒に強く逞しいチームにしていきましょう。よろしくお願いします』
鈴木は2015シーズンの大分トリニータ加入以降、センターバックとしてJ1、J2、J3で全シーズンレギュラーで出場してきた選手。
特に2016シーズン途中から2020シーズンの31試合目まで166試合連続でフル出場を果たしてきたまさに鉄人。
フル出場ということは怪我がなく、そして警告累積もない、調子の波もないということ。強く、クリーンで、安定感のある選手というのがその点からもわかります。センターバックでなかなかこういう選手はいませんよね。
プレーでは足を出し、身体を投げ出す、そういう身体を張ったプレーも厭わないスタイル。今シーズンで引退をしたDF吉本一謙に似たタイプ。
経験ある日本人のセンターバックの補強が急務であっただけに、この補強は本当に大きいと思います。
それにしてもここしばらくはDF福森直也、FW後藤優介と大分生え抜き選手の獲得が続いています。特に主将の獲得は大分さんには申し訳ない…ですが、その分しっかり応援もさせていただきます。
CBはDFヴァウド、DF立田悠悟が軸になるかと思いましたが、鈴木もレギュラーの素質十分。高いレベルでのレギュラー争いを期待します。
そしてもうひとりは、レレことディサロ燦シルヴァーノ。国籍は日本ですが、お父様がイタリア出身の方です。
ディサロ 燦シルヴァーノ選手(ギラヴァンツ北九州) 完全移籍にて加入決定のお知らせ(清水公式)
https://www.s-pulse.co.jp/news/detail/46382
このたび、ギラヴァンツ北九州のディサロ 燦シルヴァーノ選手が完全移籍にて加入することが決定しましたので、お知らせいたします。
ディサロ 燦シルヴァーノ (DISARO’ Akira Silvano) FW
【 出身地 】
東京都【 生年月日 】
1996年4月2日【身長/体重】
175cm/72kg【 利き足 】
左【 選手歴 】
バディSC - チェドラテーゼ - 三菱養和SC巣鴨 - 三菱養和SCユース - 法政大 - ギラヴァンツ北九州(2019)【 今季成績 】
J2リーグ(35試合/18得点)【 通算成績 】
J2リーグ(35試合/18得点)、J3リーグ(26試合/7得点)、天皇杯(2試合/0得点)【 コメント 】
『2020シーズンより加入することになりました、ディサロ燦シルヴァーノです。よかったら皆さん「レレ」と呼んでください!まず初めに、コロナ禍である難しい状態の中、歓迎してくださるエスパルスファミリーに感謝申し上げます。相当な覚悟を持って来ましたので、エスパルスのために僕が持ちうる全てのものを捧げて、チームの勝利に尽力しますので、これからよろしくお願いします!!』
ディサロは法政大学卒業後、2019シーズンにプロとして小林伸二監督率いる北九州に加入。
デビューイヤーは26試合に出場7ゴールとチーム2位タイのゴール数を記録し、チームのJ2昇格に貢献。北九州は小林監督が加入する前のシーズンはJ3最下位でしたから、就任1年でJ2昇格、しかも最下位から1シーズンで優勝をする離れ業をやってのけます。
また、2019シーズン途中からは清水からFW高橋大悟が期限付き移籍で加入。大悟も約半年で7ゴールを決めています。
そんな小林監督のもとでプロとして育ってきた「コバチルドレン」ディサロが2020シーズンに爆発。J2リーグで2位(チーム内では1位)となるシーズン18ゴールを達成(出場は35試合)。一気に名前を売りました。
清水サポの方は大悟目的で北九州をチェックしていた人も多いと思いますが、ディサロは大悟やFW町野修斗との連携からボールを受けたらボックス内でシンプルにシュートを選択するようなプレースタイル。
ワンタッチでのゴールが多いのも特徴。また、小林監督の指導の元、足元で収める技術も上がっているそう。そしてヘディングでのゴールも多い印象を受けます。ゴール後のレレマスクも話題に。
J3,J2で結果を残して、初のJ1挑戦。結果を残せば清水ではもちろん、Jリーグ全体で人気が出そうなスター性も持っているような気がします。
チーム内の競争に打ち勝ち、J1でも活躍してもらいたいと思います!
さて、既にお腹いっぱい状態の選手補強ですが、これで新規獲得選手は打ち止めなのか、それとも別腹デザートがまだあるのか。デザートがあるのであれば楽しみに待ちたいと思います。