クラブから田坂和昭監督が今シーズン限りで辞任することが発表されました。
田坂和昭 監督辞任のお知らせ(清水公式)
http://www.s-pulse.co.jp/news/detail/31547/
このたび、清水エスパルス 田坂和昭監督が今シーズンをもって辞任することとなりましたので、お知らせします。なお、後任につきましては現時点では未定であるため、決定次第お知らせいたします。
また、強化部は原靖強化部長が辞任し、新たに伊達倫央育成部長が強化部長に就任することになりました。(強化育成本部長兼任)
原靖 強化部長辞任のお知らせ(清水公式)
http://www.s-pulse.co.jp/news/detail/31549/
伊達倫央 強化育成本部長兼強化部長就任のお知らせ(清水公式)
http://www.s-pulse.co.jp/news/detail/31546/
【伊達倫央 コメント】
『これまで長きにわたり育成部門に携わってきましたが、このたび強化育成本部長および強化部長の重責を任されることになりました。現在、チームが厳しい状況下であり、責任を重く受け止めております。1年で必ずJ1に昇格させることを常に意識しながら選手、コーチングスタッフと連携を高めて、エスパルスの復活を目指します。これまでエスパルスを応援、ご支援していただいてきた方々、選手OBの皆さまの気持ちを汲み、邁進して参りますので、今後ともよろしくお願いいたします。』
田坂監督との契約は1年半だったということですが、任期を1年残して半年で退団することになりました。リーグ戦11試合を戦って今まで1勝。J2降格を避けることができずにその責任をとることになった、ということでしょうか。
最初から厳しい目標が掲げられている中、あえてそれを請けてくれた田坂監督。結果が出ずに残念なことになってしまいましたが、監督を引き受けてくださったことには最大限の感謝の気持ちを送りたいと思います。
リーグ戦残り1試合、勝って監督を送り出したいですね。
また、強化部長は原さんから伊達さんに。2011年にアフシン・ゴトビ元監督就任と時を同じくして清水に入団した原強化部長。優良外国人選手の獲得についてはファンから評価されましたが、国内の選手については同じようなポジション・特徴の選手が集まったり、懸案であったサイドバックの効果的な補強がなかったり、選手編成や強化については大局的な視点でのチーム造りができず、今シーズンの結果を受けて辞任ということになりました。
伊達新強化部長は内部での異動ということで現状も把握されているでしょうし、効果的な強化を期待したいと思います。ポルトガル語が堪能ということで、ブラジル人選手の補強があるかもしれません。
また、古邊考功フィジカルコーチ、アダウトGKコーチの退団も報じられています。
J1清水の古辺考功フィジカルコーチ(44)とアダウトGKコーチ(37)が、今季限りで退団することが18日、分かった。退任が決定的な田坂和昭監督(44)の後任探しが長期化する中、クラブは現コーチ陣の来季契約を保留としていたが、2人とも退団の意向を固めた。前J2札幌の古辺コーチ、前J2京都のアダウトコーチは今季、清水のトップチームコーチに就いた。
今シーズン序盤に怪我人が続出したことについて古邊コーチのやり方に異を唱える声が多くありました。実際、コーチのやり方が強すぎたのか、選手たちがひ弱だったのかはわかりませんが、結果的には怪我人多発によりチーム編成が難しくなり、序盤の失速につながり、シーズン後半になってもチームを浮上させることができませんでした。
アダウトGKコーチは評価されていたと思いますが、こちらも責任をとっての退団でしょうか?もしかすると、未だ決まらない新監督がコーチ陣を連れて新たに就任するための布石なのかもしれません。強いチームを作るには監督だけではなくコーチにも優秀な人材が必要です。新たなコーチングスタッフに期待したいと思います。