今朝の各紙報道の通り、アフシン・ゴトビ監督の解任がクラブから発表されました。
アフシン・ゴトビ監督 解任のお知らせ(清水公式)
http://www.s-pulse.co.jp/news/detail/26232/
このたび、2014年7月29日付けで、アフシン・ゴトビ監督を解任することになりましたので、お知らせいたします。アフシン ゴトビ(Afshin GHOTBI)【国 籍】アメリカ合衆国【出 身 地】イラン(テヘラン)【生年月日】1964年2月8日【指 導 歴】1997年~1998年アメリカ合衆国代表テクニカルスタッフ <FIFAワールドカップ1998フランス>2001年~2002年韓国代表アナリスト<FIFAコンフェデレーションズカップ2001、FIFAワールドカップ2002日韓、CONCACAFゴールドカップ2002>2002年~2004年サムソン・ブルーウィングス(韓国)アシスタントコーチ <韓国FAカップ2002優勝>2004年~2005年ロサンゼルス・ギャラクシー(USA)アシスタントコーチ <USオープンカップ2005優勝、MLSカップ2005優勝>2005年~2007年韓国代表アシスタントコーチ <AFCアジアカップ2007、北京オリンピック予選>2007年~2008年ピルズィ・テヘラン(イラン)監督 <2007/2008シーズン優勝、2007/2008シーズン最優秀監督賞>2009年~2011年イラン代表監督 <FIFAワールドカップ2010南アフリカ予選、AFCアジアカップ2011予選>2011年~清水エスパルス監督 <2012Jリーグヤマザキナビスコカップ準優勝>【Jリーグ監督戦績】2011年J1リーグ:10位/ヤマザキナビスコカップ:2回戦敗退(特別大会方式)/天皇杯:ベスト82012年J1リーグ:9位/ヤマザキナビスコカップ:準優勝/天皇杯:4回戦敗退2013年J1リーグ:9位/ヤマザキナビスコカップ:予選リーグ敗退/天皇杯:4回戦敗退2014年(7/30現在)J1リーグ:12位/ヤマザキナビスコカップ:予選リーグ敗退/天皇杯:3回戦進出【アフシン・ゴトビ監督 コメント】「2011年より3年半の間、清水エスパルスの一員として仕事ができたことを、とても光栄に思い、また大変感謝しています。私は、これまで自分の全精力をクラブに注いで仕事をしてきました。しかしながら、思うような結果が出せず、非常に残念です。サポーターの皆さん、勝利のときは共に喜び、苦しいときには全力で支えていただき、本当にありがとうございました。これからもクラブそして選手たち、エスパルスファミリーの皆さまの活躍と発展を心から祈っています。」以上
就任期間3年半。主力大量離脱後の2011年に就任。東日本大震災に遭いながらも日本を去ることなく、復興支援にも積極的に取り組んで頂きました。オランダでアヤックスとチャリティマッチを行ったり、元オランダ五輪代表ヨンアピンや元スウェーデン代表ユングベリを獲得するなど幅広いコネクションを活かしてクラブを支えました。
2012年には当時ユースだった石毛秀樹をトップチームで起用するなど、若手主体のチームでヤマザキナビスコカップの決勝にも進出。しかし、その頃からクラブライセンス制度の影響による財政的な課題から小野やアレックスを放出するなど主力を手放す必要に迫られ、成績を維持することが難しい状況に。
2013年には開幕から不振が続き、サポーターからバス囲み、スタジアム前での話し合い要求など波乱の幕開け。その後エースFWバレーのフィットなどで持ち直しましたが、そのバレーの突然の移籍で再び窮地へ。しかし、大前・本田の復帰、「理想のFW」と言われたラドンチッチの加入などでチームを強化し、窮地から脱出。来年に期待を抱かせる結果となりました。
そして今2014シーズンは春にリーグ4連勝を収めるなど好調な時期もありましたが、長沢の怪我により戦術変更を強いられ、チーム状態が悪化。7試合勝ちなしという状況にも陥り、先日の柏戦でやっと勝利を収めたものの、「総合的な判断」により解任となりました。
エスパルスが苦しい時期に監督を引き受けて頂き、アジアや世界で戦えるチーム作りを目指してクラブに情熱を捧げて頂きましたが、道半ばで解任となってしまいました。感謝の気持でいっぱいです。ありがとうございました。
また、同時に早川巌特別顧問の退任も発表されました。
早川 巖 特別顧問 退任のお知らせ(清水公式)
http://www.s-pulse.co.jp/news/detail/26235/
このたび、7月29日付で、早川巖特別顧問が退任することになりましたので、お知らせいたします。早川 巖(はやかわ いわお)経歴【生年月日】 1943年(昭和18年)7月24日【略 歴】1967年(昭和42年)4月 鈴与㈱入社1998年(平成10年)1月 ㈱エスパルス取締役2003年(平成15年)2月 ㈱エスパルス代表取締役社長 (Jリーグ実行委員 2004年3月~2011年1月)2010年(平成22年)12月 ㈱エスパルス代表取締役会長2012年(平成24年)4月 ㈱エスパルス特別顧問 (Jリーグ参与 2012年4月~)【団体公職】静岡県社会人体育文化協会 副会長(公財)静岡観光コンベンション協会 理事(公財)オイスカ静岡県中部支局 副会長(社)静岡県経営者協会 理事副会長【コメント】1998年以来16年余りに渡り、株式会社エスパルスの経営に携わり、特に2003年からは8年弱、社長として社内とチームの改革に取り組み、また多くのことにチャレンジして参りました。この間、サポーター、スポンサー、地域社会やサッカー関係者の方々、そして社員とチームメンバーには多大なご支援、ご協力を戴き感謝申し上げます。ありがとうございました。エスパルスとエスパルスのステークホルダーの皆さまの一層の発展を祈念申し上げます。
これは要するにゴトビ監督を竹内社長でもなく、原強化本部長でもなく、巌さんがとったということですね…。社長就任後、エスパルスの改革に尽力され、特に長谷川健太監督時代には社長としてクラブを支えてくださいました。本当にお疲れ様でした。
ゴトビの著書の一番好きなフレーズ
「人生の価値というのは、何回呼吸したかではなく何回息を飲む瞬間を迎えられたかだ。ただ、私にとっては何回息を飲む瞬間を"愛する人の隣で"迎えられたの方が重要だ。」
ありがとうゴトビ。愛に溢れた情熱家。 #spulse #thanksafsh
— sanokuni (@sanokuni) 2014, 7月 29