本日、Jリーグオフィシャルブロードキャストパートナーのスカパー！から来シーズンのJリーグ中継がされないこと、Jリーグ中継から撤退することが発表されました。
予想していたこととはいえ、やはり残念です。「Jリーグ関連セットは、1月末をもって終了とさせていただきます。」という言葉にはさみしいものがあります。
スカパー！からの大切なお知らせ「2017年シーズン Ｊリーグ戦の放送・配信について」https://t.co/YInIjyMSzS
— スカパー！Ｊリーグ (@sptv_jleague) 2016年12月15日
スカパー！でのJリーグ中継は2007シーズンからはJ1,J2全試合が生中継されるという体制が整い、Jリーグファン・サポーターにとっては夢のような環境が手に入りました。
あれから9シーズン。今では当たり前のようにJリーグの試合がどの試合も見られますが、その環境を作ってくれたスカパー！さんには感謝感謝です。
今後もJリーグ関連の番組や天皇杯やユースの試合の放送など、国内サッカーの中継を続けるといいますので、サポーターとスカパー！のお付き合いは続きます。引き続きいい中継を、さらに濃い中継を期待したいと思います。
一方で、来シーズンからのJリーグ中継を担うのが英国パフォームグループが運営するDAZN(ダ・ゾーン)。DAZNはすでに日本でのサービスを開始していますが、Jリーグ中継は来シーズンからです。
DAZNは強大な資金力でJリーグ中継の権利を獲得しましたが、その結果、来シーズンからJリーグ優勝クラブに与えられる賞金や各クラブに配分される分配金が大幅にアップ。
中継自体もJ1からJ3まで全試合ライブ配信を行うということで、まさに至れり尽くせり…と言いたいところですが、まさかスカパー！以外の媒体がJリーグ中継をするとは思っていなかったサポーターにとっては手放しでは喜べない状況。今までの水準が保たれて来シーズンの中継が行われるのか、実際に始まるまでは不安な日々が続きそうです。
現時点で皆さんが不安に思われている点を以下の通りまとめてみました。
Q.テレビでJリーグが見られなくなるのか？ネットでしか見られないのか？
答えはノー。
見られなくなるのはCSの有料放送のみで、地上波中継・HNK BS中継は継続されます。
またDAZNをテレビで見ることもできます。ただし、ある程度の準備が必要です。
１．スマートテレビの購入。Android TVなどテレビのOSにAndroidを使っているTVであればTV内にDAZNアプリをインストールできるため、それを使って視聴可能。
ソニー 49V型地上･BS･110度CSデジタル4K対応 LED液晶テレビ（別売USB HDD録画対応）BRAVIA KJ-49X7000D
売り上げランキング: 135,735
２．現在使っているテレビにHDMI端子がある場合、Amazon Fire TV Stickなどテレビを「スマートテレビ化」出来るデバイスを購入。(Fire TV StickはDAZNに対応済み)
なお、１，２ともに家庭内にインターネット回線が必要。光回線などの高速回線推奨。
テレビ本体またはデバイスに有線LAN端子があればLANケーブルをテレビに接続。ない場合には無線LANにて接続。
Q.画質はどうなのか？
体感的にはスカパー！プレミアムサービスに比べるとかなり落ちるが、悪くて見られないほどというわけではない。
Jリーグ側の努力次第で発信側の画質は向上させられるが、あとは視聴するデバイスの性能やネットワークにも画質は左右される。
スカパー！だったら4Kでの中継もあったのになぁ…。
Q.録画はできるのか？
スカパー！オンデマンドでも録画は出来なかったのと同じく、DAZNでも録画はできない(はず)。
ストリーミングの録画という話は聞いたことが無い。基本的に録画はできない。見たい時に見たいものが見られるようになっている。
ただし、どれくらいの期間、試合がみられる状態に置かれるのかは不明。1年前の試合を見たい、と思っても見られないかもしれない。
過去の試合も見られるようにアーカイブサービスがあればよいのですが。
という感じで、Jリーグは新たなパトロンを見つけたのは良いのですが、我々サポーターは新しい視聴環境を準備しなければなりません。
サービス料金が安くなる(月額1,750円)のは歓迎ですが、それで画質が下がったり、中継基盤が貧弱になってしまっては意味がありません。
既存のサポーターがそれなりに納得できる視聴環境構築を期待します。既存サポーターが満足できなければ、新規サポーターなんて獲得できるわけがないのですから。