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ゼ・リカルド監督が2023シーズンの契約を更新「ふさわしい高みを目指していきます」 水戸の秋葉忠宏前監督がコーチとして加入も決定

来シーズンJ2リーグに降格することになった清水エスパルスですが、ゼ・リカルド監督が引き続き指揮を取ることが発表されました。

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ゼ リカルド監督 契約更新のお知らせ(清水公式)
https://www.s-pulse.co.jp/news/detail/50594

エスパルスは、ゼ リカルド監督と契約を更新し、2023シーズンも引き続き指揮を執ることとなりましたので、お知らせいたします。

ゼ リカルド (Ze Ricardo)

【出身地】
ブラジル

【生年月日】
1971年3月13日

【指導歴】
2006年  CRフラメンゴ(ブラジル) U-13監督
2007年  CRフラメンゴ(ブラジル) U-15監督
2009年  センダスEC(ブラジル) オブザーバー
2010年  センダスEC(ブラジル) U-15監督
2011年  センダスEC/アウダックス・リオEC(ブラジル) U-17監督
2012年  CRフラメンゴ(ブラジル) U-15監督
2014年 CRフラメンゴ(ブラジル) U-20監督
2016年 CRフラメンゴ(ブラジル) 監督
2017年 CRヴァスコ・ダ・ガマ(ブラジル) 監督
2018年  ボタフォゴFR(ブラジル) 監督
2019年  フォルタレーザEC(ブラジル) 監督
2019年  SCインテルナシオナル(ブラジル) 監督
2021年  カタールSC(カタール) 監督
2022年  CRヴァスコ・ダ・ガマ(ブラジル )監督
2022年 清水エスパルス監督

【資格】
CBF Proライセンス

【コメント】
『今シーズンも熱い応援をありがとうございました。クラブに関わる全ての皆様に挨拶させていただきます。まずは何より、今年途中で来日した我々を大変温かく迎え入れてくださり、心から感謝しています。私にとってこの地は特別な場所となりました。今年は監督として、そして人間としても重要な挑戦の年となり、残念ながら最大の目標を達成することはできませんでしたが、今は2023年を静岡の伝統と歴史に恥じない年にする、という責任と意欲に満ちています。今シーズン味わった悔しさは教訓として、多くのエネルギーと喜びに溢れたシーズンにする為の燃料となります。我々は皆様の代表として、ふさわしい高みを目指していきます。来シーズンも共に戦いましょう』

ゼ・リカルド監督は今年6月に平岡宏章前監督を引き継ぎトップチームの監督に就任。就任初戦のアビスパ福岡戦を勝利で飾り、8月は4試合無敗と好調で順位を上げ、評価を上げました。ところが9月以降の7試合では2分5敗と勝ち星をあげることができず、J1残留に失敗。この結果に対しては修正力などの手腕を懐疑的に見る意見も現れ、監督続投か否か、注目されていました。

スポーツ報知によれば、「クラブ幹部は『苦しい状況から立て直してくれた』と、一時11位まで浮上した手腕を評価した」事が続投の決め手だったと報じています。

清水 ゼ・リカルド監督&大熊清GM、続投決定的…7年ぶりJ2降格も一時11位浮上した手腕評価(スポーツ報知)
https://hochi.news/articles/20221122-OHT1T51214.html

シーズン途中就任で、リカルド監督自信のカラーを100%出せなかったことも考えると、開幕からカラーを出せる来シーズンに対する期待は高まります。一方、試合中の修正力や交代選手の使い方、22シーズンに魅せた守備的な戦い方など、不安な面もあるのは否めません。それでも、続投と決めた以上はリカルド監督に託し、シーズン最後まで戦い抜くしかありません。

くれぐれも、またシーズン途中で監督を変えるようなことがないように。しっかり個でも組織でも戦えるチーム、そして清水エスパルスというチームの礎を作ってもらいたいと思います。

なお、まだリリースはされていませんが、リカルド監督とともに就任したサントスヘッドコーチやエライスフィジコも留任と思われます。

不安視される一つでもあるJ2リーグという長く激しい特殊なリーグの戦い方ですが、それを補うため、J2水戸ホーリーホック秋葉忠宏前監督がコーチとして就任することも発表されました。

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秋葉 忠宏 コーチ就任のお知らせ(清水公式)
https://www.s-pulse.co.jp/news/detail/50595

このたび、清水エスパルスのコーチに、秋葉忠宏氏が就任することが決定しましたので、お知らせいたします。

秋葉 忠宏 (Tadahiro AKIBA)

【出身地】
千葉県

【生年月日】
1975年10月13日

【選手歴】
ジェフユナイテッド市原 – アビスパ福岡 - セレッソ大阪 – アルビレックス新潟 - 徳島ヴォルティス – ザスパ草津 – SC相模原

【指導歴】
2009年  SC相模原 監督
2011年  水戸ホーリーホック ヘッドコーチ
2013年 ザスパクサツ群馬 監督
2014年 U-21/U-22/U-23 日本代表 コーチ
2017年 U-18/U-19/U-20 日本代表 コーチ
2020年 水戸ホーリーホック 監督

【資格】
日本サッカー協会公認S級コーチライセンス

【コメント】
『エスパルスを愛する皆さん、2023シーズンより清水エスパルスでお世話になります、熱すぎる男こと秋葉忠宏です。エスパルスでのタスクはしっかりと理解しています。クラブや監督、スタッフと選手たちが団結し、一体となり強い絆を築き、意思疎通が円滑に取れるよう、しっかりと間に立ちハードワークしていきます。エスパルスを愛する皆さんと力を合わせる事でのみ達成できる、日本を代表するクラブ、世界に誇れるクラブへと共に歩んでいきましょう。よろしくお願いいたします』

秋葉監督といえば、水戸時代に見せたインタビューでの熱いコメントの印象が強いですが、水戸のような資金力がそれ程ないクラブで主力選手が毎年のように抜かれても、若い選手を次々に育てて試合で使い、攻撃的なサッカーで結果を残してきた監督です。

近年、清水では若手選手の底上げが乏しく補強に頼る戦い方をしていましたが、育成しながら結果を残す、両方で手腕を発揮してきた秋葉監督がコーチに就任するのは非常に頼もしく思います。

二頭体制では?と一部から揶揄されていますが、コメントの通り「タスクはしっかりと理解している」「しっかりと間に立ちハードワーク」など、あくまでもコーチの立場での就任を理解されており、強固なコーチ陣を形成してくれるものと思います。

さて、監督・新コーチが決まったところで、いよいよ選手の契約状況も明らかになってくるでしょう。J2からの1年での昇格を目指し、どういうチーム編成になるのか楽しみです。

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