試合に使われないと選手は腐ってしまうんではないか…とサポーターは心配しがちですが、その辺りのモチベーションキープは外国人選手に対しては心配無用の様子。
特にDFレアンドロ・フレイレのチームを想う熱い気持ちが最近は話題になっています。
(写真はJ'sGoalさんより)
フレイレと言えば、入団前はポルトガルリーグでレギュラーの選手がやってくる!ということで大きな期待を寄せられましたが、入団後はコンディション不良やJリーグへの適応が送れ、なかなか試合には絡めない日々が続きました。
しかし、徐々に試合に出場する機会も増え、特に終盤に守りを固めたい時間にはフレイレが重用され、実際に彼が出場した試合はその後破綻することがなく4勝3分けと無敗をキープ。
前節ベガルタ仙台戦では徹底した守備戦術が奏功して試合終盤まで選手交代のカードを切りにくい状況でしたが、そんな中で最初に投入されたのはフレイレでした。相手FWクリスランの投入に対する対策の面もあったと思いますが、無失点で抑えるというチームの目標に貢献しています。
一方、ピッチの中だけではなくピッチ外での貢献も話題に。
ジュビロ磐田戦では退場処分を受けたDF松原后が試合後にピッチに謝罪に出てきた際に、一番に后を気にして声をかけたのがフレイレ。
また、こちらの記事の通り仙台戦のハーフタイムにはロッカールームで自分たちの試合に集中するように選手を鼓舞したとのこと。
J1清水残留にベンチも一丸 残り4試合、一戦集中(静岡新聞)
http://www.at-s.com/sports/article/shizuoka/spulse/topics/420112.html
仙台戦のハーフタイム。控えDFフレイレはロッカー内に記された他会場の途中経過を消し、ピッチを指さしたという。一戦集中の思いを全員に伝えたかった。「日本語は分からないが(好プレーに対し)ベンチから『ナイス』と叫ぶだけでも、出場している選手の力になるはず」とフレイレ。14日の磐田戦は、退場処分を受け気落ちしていた松原に真っ先にかけ寄った。
ここに来て徐々にチーム内外からフレイレに対する評価が上がっているように見えます。
気がかりなのは出場時間は短いのに既に3枚のイエローカードを受けていること。
累積リーチ状態のフレイレ。次の試合は問題ありませんが、その先の3試合にも出場の準備が出来るよう、警告には気をつけてほしいですね。(ちなみにルヴァンカップではレッドカードで退場処分を受けております…)
ちなみに警告3枚のうち1枚は試合に出ていないのにピッチ外からの抗議で警告を受けています。控えであってもそれだけチームに対する気持ちが本気だということでしょう。
あまり警告を受けすぎるのも心配ですが、おとなしい選手が多いと言われる清水の中で、このようにピッチ内外からチームを熱く支える選手がいるのは悪いことはでありません。
出来ればピッチ内で十分に実力を発揮してもらいたいところですが、来年以降も契約は残っていると噂されるフレイレだけに、まずは今シーズンの残りでさらに貢献し、J1残留の力になってもらいたいと思います。