今シーズン、J1ベガルタ仙台に期限付き移籍していたDF平岡康裕ですが、清水へは戻らずそのまま完全移籍することが発表されました。
平岡康裕選手 ベガルタ仙台へ完全移籍のお知らせ(清水公式)
http://www.s-pulse.co.jp/news/detail/35103/
このたび、平岡康裕選手が、ベガルタ仙台へ完全移籍することが決定しましたので、お知らせいたします。
【平岡康裕選手コメント】
『来シーズンからベガルタ仙台に完全移籍することになりました。清水エスパルスで過ごした10年間は自分にとってかけがえのない、すごく充実した毎日でした。このクラブで学んだことを新しいチームで発揮したいと思います。本当にありがとうございました。』
平岡は清水商業高校卒業後の2006シーズンに清水に入団。清水生え抜きの選手ですが、2008シーズンには当時J1のコンサドーレ札幌に1年間の期限付き移籍をしたこともあります。そして、復帰後に清水でポジションを獲得していました。
2010シーズン以降はレギュラーとして定着して活躍。2014シーズンにはフル出場しながらフェアプレー個人賞を受賞したように、センターバックながらクリーンなプレーが持ち味。
また守備だけではなく、コーナーキックからゴールを奪うなど、セットプレーからの得点源でもありました。
しかし、2015シーズンの清水J2降格決定後、ベガルタ仙台への期限付き移籍が決定。本人は清水復帰の意思があったようですが、今回、清水からは復帰要請がなかったといいます。
清水としては今シーズン、センターバックとして戦ってきたベテランDF角田誠を中心に犬飼智也をはじめ、三浦弦太、ビョン・ジュンボンらの若手選手が経験を積み、芽を出し始めており、その路線を踏襲することを選んだのだと思います。
また、来シーズンはユースから長身DF立田悠悟も昇格することで、センターバックは飽和状態。
チームの予算面でも年齢的には上の方で年俸が安くはない平岡をチームに戻せるほど余裕が無かったのだと思います。
長い間、清水のために闘ってきた平岡が完全移籍というかたちで離れてしまうことは大変残念ですが、逆に考えれば縁もゆかりもない仙台のチームから完全移籍で獲得したいと平岡自身の選手としての能力が高く評価されたことを大変うれしく思います。
今シーズン、J1でレギュラーに定着し、仙台サポーターからも残留を喜ばれているヒラ。いつかまた、清水に経験を還元してくれるときが来ることを期待して、仙台に送り出したいと思います。
仙台での活躍を期待しています!(清水戦以外で!)