ついに…この季節が来てしまいました。
クラブから契約満了選手のリリースが発表されました。GK植草裕樹そしてFW長谷川悠の2人が契約満了にて今シーズンで退団となります。
植草 裕樹選手 契約満了のお知らせ(清水公式)
https://www.s-pulse.co.jp/news/detail/41599/
このたび、エスパルスは植草裕樹選手と来季の契約を締結せず、今季をもって契約満了とすることを決定しましたので、お知らせいたします。
植草 裕樹 (Yuki UEKUSA) GK 43
■出身地
千葉県市原市■ 生年月日
1982年7月2日■身長/体重
186cm/80kg■選手歴
菊間FC(市原市立菊間小) - 市原市立菊間中 - 船橋市立船橋高 - 早稲田大 - 川崎フロンターレ(2005) - モンテディオ山形(2009※期限付き移籍、2011※完全移籍) - ヴィッセル神戸(2012) - V・ファーレン長崎(2014.8月※期限付き移籍、2015※完全移籍) - 清水エスパルス(2016.7月)■2018成績
J1リーグ(0試合/0得点)・リーグカップ(0試合/0得点)・天皇杯(0試合/0得点)■通算成績
J1リーグ(18試合/0得点)・J2リーグ(38試合/0得点)・リーグカップ(17試合/0得点)・天皇杯(11試合/0得点)
ウエクこと植草はJ2時代だった2016シーズン途中に長崎から移籍加入。
当時、1年でのJ1復帰を目指してJ2で戦っていた清水。リーグ戦中盤になってもGK含め守備が安定せず、勝てる試合を落としていました。そこに昇格に向けて守備のテコ入れとして獲得したのが植草でした。
植草は長崎では出番に恵まれておらず試合感など不安の声もある中、加入後に出場を果たすとすぐに正ゴールキーパーとして活躍。
清水は2016シーズン終盤に9連勝を飾り無事1年でのJ1復帰を果たすわけですが、その立役者の一人であることは間違いありません。
振り返ってみるとここ2シーズンはリーグ戦では出番がなく、その他も昨シーズンのルヴァンだけという出場試合数。
しかし、これだけサポーターから信頼される選手であるのは2016シーズンの15試合での活躍が素晴らしすぎるから。本当に感謝しかありません。
そしてFW長谷川悠も契約満了とのこと…。
長谷川 悠選手 契約満了のお知らせ(清水公式)
https://www.s-pulse.co.jp/news/detail/41600/
このたび、エスパルスは長谷川悠選手と来季の契約を締結せず、今季をもって契約満了とすることを決定しましたので、お知らせいたします。
長谷川 悠 (Yu HASEGAWA) FW 18
■出身地
山梨県南巨摩郡富士川町■ 生年月日
1987年7月5日■身長/体重
187cm/78kg■選手歴
増穂SSS(富士川町立増穂小) - トラベッソFC(富士川町立増穂中) - 流通経済大付属柏高 - 柏レイソル(2006) - FC岐阜(2006.10※期限付き移籍) - 柏レイソル(2007) - アビスパ福岡(2007.8※期限付き移籍) - モンテディオ山形(2008※期限付き移籍、2010完全移籍) - 大宮アルディージャ(2012) - 徳島ヴォルティス(2015) - 清水エスパルス(2016.7)■2018成績
J1リーグ(9試合/0得点)・リーグカップ(4試合/2得点)・天皇杯(1試合/0得点)■通算成績
J1リーグ(178試合/26得点)・J2リーグ(100試合/17得点)・リーグカップ(35試合/4得点)・天皇杯(28試合/13得点)■コメント
『2年半ありがとうございました。エスパルスに来て、久々にサッカーをやっている感覚、サッカーに対する情熱、サッカーの楽しさを思い出すことができました。支えてくれたチーム関係者、サポーターの皆様に感謝しています。また、これからも自分らしい生き方を探して、楽しんでいきたいと思います。ありがとうございました!』
悠もウエクと同じく2016シーズン夏に清水に移籍。
ちなみにこの二人は2009シーズンにモンテディオ山形でチームメイト。そしてその当時の山形の監督が、2016シーズンに清水で指揮をしていた小林伸二監督でもあったことから「コバチルドレン」として話題になりました。
そんな悠でしたが加入後は中節骨の骨折や足首の怪我に悩まされることに。「Youは何しに…」と揶揄されながらも2017シーズンの夏頃から本領発揮。ちょうどエースFW鄭大世が怪我で離脱することになりそのかわりに悠が9試合に連続して先発出場し、活躍しました。
今シーズンはリーグ戦先発は1試合と少なかったですが、ルヴァンカップや天皇杯で活躍。ゴールも決めています。
悠については個人的に昨シーズンの最終節、ヴィッセル神戸戦でJ1残留を決めた試合の後、JR新神戸駅で遭遇したときに「いやー、こんな遠いところまでありがとうございます」と言ってくれたのがとても印象に残っています(私に言ったのか、多くのサポーターに向けて言ったのかわかりませんが)。その言葉には心がこもっており、本心で言ってくれているんだなというのがわかりました。とてもサポーター想いの選手だと感じました。退団のコメントにもそのあたりが現れているように思えます。
2人とも残念ながら清水で数多くの試合に出たというわけではありません。
しかしプレーだけではなく若手のバックアップや練習からプロとしての振る舞いを見せるなど、チームを裏から支えてくれたことがここ2-3シーズンでのチームの成長につながったことは想像に難くありません。
今まで本当にありがとうと伝えたいですし、これからのサッカー人生もふたりにとって良いものであるように祈っています。