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ラピード・ウイーンからFW北川航也を完全移籍で獲得 3シーズンぶりの復帰 7/16浦和戦から出場可能に

2019シーズンの夏に清水からオーストリアの名門ラピード・ウイーンに移籍していたFW北川航也を清水が完全移籍で獲得しました。お帰り航也!

なお、出場はJリーグの移籍ウインドーが開く7/15以降に可能となるため、早くても7/16浦和レッズ戦からの出場になるはずです。
 
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北川 航也選手(SKラピード・ウィーン) 完全移籍にて加入決定のお知らせ(清水公式)
https://www.s-pulse.co.jp/news/detail/49721

このたび、SKラピード・ウィーン(オーストリア)の北川航也選手が、完全移籍にて加入することが決定しましたので、お知らせいたします。

北川 航也 (Koya KITAGAWA) FW 45

【 出身地 】
静岡県静岡市

【 生年月日 】
1996年7月26日

【身長/体重】
180cm/74kg

【選手歴】
ピュアSC
- 城北SSS(大里西小)
- 清水エスパルスジュニアユース(大里中)
- 清水エスパルスユース(駿河総合高)
- 清水エスパルス(2015)
- SKラピード・ウィーン(2019.7月)

【代表歴】
JリーグU-18選抜、U-14・15・16・17・18・19日本代表、日本代表

【2021/22成績】
ブンデスリーガ/オーストリア(12試合/0得点)

【通算成績】
J1リーグ(85試合/25得点)、J2リーグ(30試合/9得点) 、J3リーグ(4試合/0得点)、リーグカップ(15試合/5得点) 、天皇杯(10試合/0得点)、ブンデスリーガ/オーストリア(49試合/5得点)

【コメント】
『SKラピード・ウィーンから加入しました北川航也です。また、皆さんとオレンジのユニフォームを着て、清水エスパルスのエンブレムを背負って闘えることを、とても嬉しく思います。シーズン途中での加入となりますが、自分の持っている力の全てをチームに還元していきます。早くIAIスタジアム日本平のピッチで皆さんと会える時を楽しみにしています。よろしくお願いします』

航也は清水ユース出身。2015シーズンにトップチームに昇格したもののチームはJ2へ降格。しかし個人ではリーグ戦最終節でゴールを決め、1年目から結果を出し始めます。

J2を戦った2016シーズンには途中出場を中心に30試合に出場して9ゴールを決め大きく成長。

J1に復帰した2017シーズンもコンスタントに出場し、J1残留をかけたアウェイ・ヴィッセル神戸戦では直接FKを決めチームの残留に貢献。

そして才能が開花したのが4シーズン目の2018シーズン。この年は夏に加入したFWドウグラスとのコンビが冴え、初のリーグ戦2桁得点となる13ゴールを記録。チームは8位に。また、個人的にも秋に日本代表に初招集されます。

チーム・個人としてもさらなる飛躍の年と期待された2019シーズン。開幕当初はスタメンとしてゴールを重ねますが、チームの成績が上がらず、フォーメーションも変わりポジションが少し後ろに下がったことでゴールからは遠ざかってしまいます。そして夏にはオファーを受けたラピード・ウイーンに移籍。トップチームでは4シーズン半の活動で一旦幕を下ろしていました。

オーストリアに移籍直後は先発も含めて出場機会がありましたが、秋に足首の靭帯を損傷し、本格的に復帰したのは年が明けてから。

翌20-21シーズン、開幕直後はスタメンとして起用され結果も残していましたが、オーストリア代表の大型FWエルジャン・カラにポジションを奪われ、カラの好調の影に隠れて出番を失いました。

21-22シーズンはラピード・ウイーン自体が低調なスタートを切り、カラも結果を出せずにいた中、監督が交代したもののそれでも航也には出番がなかなか回ってこず、チームの戦力としては計算されなくなってきていました。

そして今回、3シーズンを過ごしたラピード・ウイーンから買い戻す形で清水への完全移籍となりました。

契約は来シーズンも残っていたようで、そのためクラブ間での違約金の支払いが発生しますが、おそらく残念ながら航也の市場価値は低くなっているはずですのでそこまで大きな金額にはならないと思われます。

航也は2018シーズンに開催されたFIFAワールドカップ・ロシア大会を見て「カタール大会には出ないといけない」とワールドカップへの強い思いを口にしていました。

その2018シーズンに飛躍し、2019シーズン前にはアジアカップに日本代表として参加。しかしさらなる飛躍を求めて海外へ移籍した中で出場機会を得られず、代表からも遠ざかっています。

トップフォームを取り戻し、オーストリアでの経験を活かせば2018シーズンの航也を超えることはできると思います。

日本代表はFW不足。後半戦に清水で活躍すれば、まだカタール大会への参加はあるのではないでしょうか。

チームの浮上と自身の代表復帰をかけて、清水で新たなスタートを切ってもらいたいと思います!

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