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技巧派MF楠神順平が契約満了に 「最終節のアイスタの雰囲気、景色は最高でした」

いやー、これは個人的には衝撃でした…。MF楠神順平の契約満了が発表されました。

写真は公式サイトより

楠神 順平選手 契約満了のお知らせ(清水公式)
https://www.s-pulse.co.jp/news/detail/44095/

このたびエスパルスは、楠神順平選手と来季の契約を締結せず、今季をもって契約満了とすることを決定しましたので、お知らせいたします。

楠神 順平 (Jumpei KUSUKAMI) MF 14

■出身地
滋賀県

■生年月日
1987年8月27日

■身長/体重
171cm/63kg

■選手歴
セゾンFC - 野洲高 - 同志社大 - 川崎フロンターレ(2010) - セレッソ大阪(2013) - サガン鳥栖(2016) - ウェスタン・シドニー・ワンダラーズFC(2016.7月) - 清水エスパルス(2018) - モンテディオ山形(2018.8月※期限付き移籍) - 清水エスパルス(2019)

■今季成績
J1リーグ(6試合/0得点)
リーグカップ(5試合/1得点)
天皇杯(1試合/1得点)

■通算成績
J1リーグ(129試合/10得点)
J2リーグ(26試合/3得点)
リーグカップ(29試合/2得点)
天皇杯(17試合/5得点)
Aリーグ(37試合/4得点)
ACL(14試合/2得点)

■コメント
『2年間ありがとうございました。なかなかチームに貢献することが出来ず、チームやサポーターの皆さんには申し訳ない気持ちでいっぱいです。でも最終節のアイスタの雰囲気、景色は最高でした。まだサッカーを続けるつもりなので、どこかでプレーしている姿を見てもらえるよう頑張ります。本当にありがとうございました』

楠神は2018シーズンにオーストラリアAリーグのウエスタンシドニーワンダラーズから清水に加入。

しかし昨シーズンは加入当初出番が得られず、ルヴァンカップや天皇杯を戦ったあとでJ2モンテディオ山形に期限付き移籍をしていました。

 

今シーズン、清水復帰後も出番は限られていましたが、ルヴァンカップのホーム松本山雅戦では前半終了間際にの同点ゴールを決めています。


その後もシーズン中はリーグ戦でもベンチ入を続け、終盤戦の苦しい時期には試合終了時間近くになると流れを変えるのを期待されるように投入されました。

特に第32節大分トリニータ戦では1点ビハインドの展開から楠神の投入で流れを完全に清水に引き寄せ、FWドゥトラの同点ゴールにつなげるプレーを見せています。

卓越した技術の持ち主で鋭いドリブルや正確なパスだけではなく、特にはサポーターが驚くような発想のプレーを繰り出す、チームの中では独特な存在感を放つ選手でした。

 

また、ベンチに入ってたとえ試合に出場しなくても、負けた試合でも、サポーターの叱咤激励に拍手で応え、他の選手が下を向くような場面でも常に視線を上げていたのがとても印象的です。

32歳とまだ老け込む年齢ではありませんが、若手の多い清水にとってはベテランの部類に入ります。

今シーズンはベテランのフィールドプレイヤーであるFW鄭大世DF吉本一謙が終盤は怪我でベンチにも入れない中、負けても、チーム状態が悪くても、気持ちが折れそうなチームメイトやサポーターをベテラン選手として本当によく支えてくれたと思います。

 

そういうとても重要な存在の選手であり、来シーズンもまたチームを支えてくれるのではと思っていたので、契約満了はとても残念です。

昨日引退を発表したMF増田誓志など、試合に出なくてもチームを支えてくれるベテランが減っていくのは仕方のないこととはいえ、本当に残念な気持ちが強いです。

 

ただサッカー選手は試合に出てなんぼですからね。本人としても試合にもっと出たいのでしょうし、コメントで今後もサッカーを続けたいと言っていますので、いい移籍先が早く見つかる欲しいと思います!

クッスンありがとう!

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