2017シーズンを再びJ1で戦うことになった清水エスパルス。開幕前の順位予想はどの解説者からも高い評価がもらえていない状況です。
そんな中、あの松木安太郎氏は意外と高めの12位予想。「予想はよそう」と言いながら予想していたとか、してないとか…。
【松木安太郎のJ1順位予想】本命は浦和。「いい加減、優勝してもらわないと(笑)」(サッカーダイジェストWeb) https://t.co/y8CBGMd8ef #spulse
— 清水エスパルス速報2017@J1!球際! (@spulse_sokuhou) 2017年2月23日
ただ松木さんの予想というところが逆に不安を高める要因になっていたりして(笑)
また戦力分析においても不安要素を心配される内容が多い中、Goal.comに掲載された清水番記者のひとり、前島芳雄氏の分析には非常に納得。不安材料もあるけれども、期待材料もあるのは確かです。(番記者っていうのはこうでなくちゃねえ)
清水、ポテンシャルは十分、前半戦に力を出し切れるかかがカギに/2017J1全18クラブ戦力分析(Goal.com)
http://www.goal.com/jp/news/127/j%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0/2017/02/23/32971272/%E6%B8%85%E6%B0%B4%E3%83%9D%E3%83%86%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%81%AF%E5%8D%81%E5%88%86%E5%89%8D%E5%8D%8A%E6%88%A6%E3%81%AB%E5%8A%9B%E3%82%92%E5%87%BA%E3%81%97%E5%88%87%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%8B%E3%81%8B%E3%81%8C%E3%82%AB%E3%82%AE%E3%81%AB2017j1%E5%85%A818%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%96%E6%88%A6%E5%8A%9B%E5%88%86%E6%9E%90?ICID=SP
とにかく予想や分析の結果はふたを開けてみないとわかりません。それもまたスポーツの面白いところじゃないでしょうか。
ということで、当サイトでも勝手に予想や分析、期待したいことを書いてみたいと思います。
このピッチで今シーズンもエスパルスの戦いが始まります!
期待される若手の成長
今年の清水の浮沈を左右するのは間違いなくこの点かと思います。
金子、北川、松原、犬飼ら、降格の苦い経験をした若手が、苦しみながらも昇格を経験し、その経験を再びJ1で活かせるか。そしてさらに成長が出来るか。
特にまだ20歳の北川、松原は年齢的には既に十分な活躍を見せていますが、それをJ1でも披露できるか。非常に楽しみな存在です。
大前退団の穴を埋められるのか?が課題と言われていますが、大前と言っても一人の選手。他にたくさんの有望選手がいるのにその穴を埋められないチームではないと思います。
個に頼っていては長期的に見てチームはいつまでも強くなりません。多くの若手が大前の穴を補って余りあるほどの活躍をしてくれ、清水を強くしてくれると信じています。
ブラジル人選手の活躍
活躍が期待されるのは今シーズン獲得したブラジル人選手にも言えます。カヌとフレイレはどちらも長身で屈強なタイプ。ボランチもセンターバックもできるという選手。
今までの清水の弱点と言われていたボランチを任せることが出来ればチームが安定することが考えられます。
また、高さという武器が少なく、最近はセットプレーからのヘディングでの得点が少ないというのも清水の弱点でした。
テセのようなヘディングが強い選手はいますが、コーナーキックなどで合わせる選択肢がテセ以外にも増えるのはいいことです。
カヌとフレイレには攻守両面での活躍を期待します。
課題は守備か
昨シーズンからの継続・上積みで攻撃面での期待は持てますが、課題は守備ではないかと思います。
降格した2015シーズンは守備が崩壊で失点65。その前の2014シーズンから失点60という数字が続きました。1試合平均2点近い失点をしていたことになります。
いくらゴールを決めたとしても、それ以上に失点をしては意味がありません。毎試合2点も失っていてはこちらも2点、3点取り続けないと勝ち点は奪えないわけですから。
そんなシーズンが続いたあと、昨シーズンはJ2で守備の立て直しをしながらチームを作ってきました。
個人が身体を張れるようになり、守備組織が良くなってきているのは確かですが、J1に上がればJ2のように相手がミスをしてくれる場面は減りますし、さらにレベルの高いストライカーを相手に失点を防いでいかなければなりません。
昨シーズンは攻撃をすることで守備の負担を減らしてきましたが、J1になれば清水が守備にさらされる時間も長くなるでしょう。
そのような中ではディフェンスリーダーの角田を筆頭に犬飼、カヌ、フレイレ、ビョン…誰が使われるのかわかりませんが、多国籍なセンターバックとゴールキーパーの植草・六反ら(こちらもどちらが主戦になるのかわかりませんが)守備の選手たちの踏ん張りが必須になってきます。
ブラジル人助っ人のフィットが遅れたり、メンバーが固定できなかったり、けが人が出たり…となると、ソリッドな守備の構築が遅れてしまいますので、その点には不安がありますが、うまくいくことを願いたいと思います。
もちろん、引き続き前線の攻撃の選手にも守備を頑張ってもらい、後ろの選手を少しでも楽にしてもらいたいと思います。
不安より期待が大きいJ1シーズンを楽しもう!
不安要素があることも確かですが、個人的には期待の方が大きく上回っています。
J1昇格後、J2に落ちたチームが多いとは言いますが(しょんない調べ)、J1に昇格後、即優勝した柏や上位進出したG大阪・大宮のような例もあります。清水も目標とする一ケタ順位が達成できるよう、期待したいと思います。
残念ながら昨シーズンのように勝ってばかりのシーズンにすることは難しいでしょう。チームもサポーターも我慢が必要な時期が来るはずです。
しかし、昨シーズンはその我慢する時期を乗り越えたからこそ、チームとしてもサポーターとしても、一つ成熟したと思います。
今シーズンも我慢を強いられる時期があると思いますが、2年ぶりのJ1の舞台、そしてその先の成長を期待して、我慢の時期さえも楽しめるように応援を続けたいと思います!