昨シーズンをもって4年間在籍した清水エスパルスを契約満了で退団したFWミッチェル・デューク。
移籍先が決まっていませんでしたが、母国オーストラリア・Aリーグのウエスタン・シドニー・ワンダラーズ(WSW)FCへの移籍が発表されました!
Wanderers secure Mitchell Duke(WSW公式)
https://www.wswanderersfc.com.au/news/wanderers-secure-mitchell-duke
そしてご両親への報告はサプライズで。その様子はWSWのツイッター動画で見られます。
There's no better way to announce your new club than by surprising the people you love most ❤️????
Welcome to the Red & Black @mitchduke8: https://t.co/5Ayk56JJhw #WSW pic.twitter.com/kyN3GmppmE
— WS Wanderers FC (@wswanderersfc) January 25, 2019
ご両親がデュークについてのインタビューを受けるつもりで待っていたところ、車から降りてきたのはワンダラーズのユニフォームを着たデュークでした。「ワンダラーズと契約したよ」というとお母様は涙。
その後のインタビューでデュークは「両親がまた試合を見に来れること」もWSW移籍を決めた要因であると言っています。
デュークの故郷のリバプールはシドニー郊外の街で、WSWの本拠地からは車で30分程度ということです。地元中の地元ですね。
また、WSWの公式サイトには日本で過ごしたことについてもコメントしています。
Jリーグはおそらくアジア最高のリーグであり、4年をそこで過ごす事ができたこと誇りに思います。
オーストラリアの選手たちがJリーグへ行っても長くは続かなかったので、日本で100試合以上に出場できたことを誇りに思います。
私は日本で多くの経験を積みました。昇格も降格も経験し、それは私の成長を助けました。
技術面では日本がベストです。ですから私は選手としても成長しましたし、メンタル的なタフさが大幅に向上しました。
そう思ってくれているのであれば本当に嬉しいです。ぜひ日本で得た経験をクラブで発揮してもらいたいと思います。
WSWといえば、MF小野伸二の移籍に始まり、昨シーズンはWSWからMF楠神順平を獲得。そして今度はデュークが移籍、と清水にとって縁のあるクラブですから、より応援のし甲斐があります。
今シーズン、Aリーグで下位に沈んでいるWSWですが(現時点で10チーム中8位)、2014シーズンにはACLを制したこともある力のあるクラブですので何かのきっかけで浮上することはあるのではないでしょうか。
デュークのSNSにはWSWサポからの歓迎の言葉も並んでいますので、母国で一花咲かせてもらいたいです。
そしてもちろん、オーストラリア代表への復帰も目指してもらいたいと思います。
今シーズン清水は5位以上、そしてACL出場権獲得を目指しますが、WSWも力的にはACL出場も狙えるクラブですし、2020年にACLで対戦できればうれしいですね。