GK権田修一がポルトガルリーグ1部のポルティモネンセから期限付き移籍で清水に加入することが発表されました。ようこそ清水へ!
それにしても清水が現役日本代表を獲得するなんて…!ここ近年で最大の日本人補強であることは間違いないですね。
権田 修一選手(ポルティモネンセSC) 期限付き移籍にて加入決定のお知らせ(清水公式)
https://www.s-pulse.co.jp/news/detail/46355
このたび、ポルティモネンセSC(ポルトガル)の権田修一選手が期限付き移籍にて加入することが決定しましたので、お知らせいたします。尚、契約期間は2021年1月2日~2022年1月1日までです。
権田 修一 (Shuichi GONDA) GK
【 出 身 地 】
東京都【 生年月日 】
1989年3月3日【身長/体重】
187cm/83kg【利き足】
右【 選 手 歴 】
さぎぬまSC(世田谷区立弦巻小学校) - FC東京U-15深川(世田谷区立弦巻中学校) - FC東京U-18(国士館高校)- FC東京(2007) - SVホルン(2017/オーストリア※期限付き移籍) - サガン鳥栖(2017) - ポルティモネンセSC(2019/ポルトガル)【代表・選抜歴】
U-15・16・17・18・19・20・22・23日本代表、日本代表【通算成績】
J1リーグ(250試合/0得点)、J2リーグ(20試合/0得点)、リーグカップ(31試合/0得点)、 天皇杯(17試合/0得点)、オーストリア2部リーグ(15試合/0得点)、 ポルトガル1部リーグ(15試合/0得点)【コメント】
『清水エスパルスに関わる全ての皆様。2021年シーズンお世話になります、権田修一です。サッカー王国静岡の皆様に喜んでもらえる結果を残せるように、毎日の練習からエスパルスの勝利の為に取り組んでいこうと思います。よろしくお願いします』
権田はFC東京のアカデミー出身。トップ昇格後は不動の守護神だったGK塩田仁史とポジション争いを繰り広げ、徐々に出場機会を獲得。
そんな中、年代別代表はもちろん、フル代表としても若い頃から招集され、日本を代表するキーパーに成長。反射神経が鋭く、安定したセービングのできるキーパー。
若い頃の権田といえば清水サポーター的に忘れられないのはU23代表時代に当時清水から招集されていたDF村松大輔への叱責シーン。
村松のミスにより失点をしたことで村松を試合後にピッチ上で叱責したことで、清水サポからは不評を買いましたが、その裏には深い理由があったそうです。
村松に飛びかかったGK権田「どれだけみんなが強い気持ちを持っているか」(ゲキサカ)
https://web.gekisaka.jp/news/detail/?101968-103572-fl
非常に責任感が強く、キャプテンシーがあり、チーム全体のことを考えている権田ですが、その責任感の強さのせいか2015シーズン途中にオーバートレーニング症候群を発症。
その後回復するも、2016シーズンは日本代表MF本田圭佑が経営に参加していたオーストリア3部リーグのSVホルンに期限付き移籍し、復帰しました。
2017シーズンはFC東京を契約解除で退団し、そのままヨーロッパに残って移籍先を探すものの見つからず、日本に帰国して東京時代の指揮官だったマッシモ・フィッカデンティ監督率いるサガン鳥栖に加入。
鳥栖への加入の経緯は東京を裏切った形ともなり、権田は東京のホームで行われた試合の後、東京サポーターに涙で土下座謝罪をしましたが、そのシーンを見ても彼の責任感の強さが見て取れます。
鳥栖は得点力がなくチームとして上位進出はできませんでしたが、シーズンでの失点は44,34と低く、2シーズンでリーグ戦67試合に出場した権田も大きく貢献しました。
2018シーズン後に行われたAFCアジアカップ2019では日本代表の正GKとして7試合中6試合に出場し、準優勝に貢献しました。
アジアカップ後にはポルトガル1部リーグのポルティモネンセへ移籍。2020年に入り、14試合連続で先発出場をしていましたが、今シーズンはクラブでの公式戦出場機会がなく、代表でプレーするためにも出場機会を求める権田と清水の思惑が一致したものと思われます。
権田の獲得には、もちろんFC東京で監督、強化を担当した大熊清GMの存在が大きいでしょう。ロティーナ監督の招聘といい、大熊さんいい仕事しますねえ。
今回は期限付き移籍ということですが、クラブは将来的な完全移籍も見据えているはず。なかなか固定できずに苦しんでいるGKのポジションを固める絶好のチャンスです。
権田本人にも清水に残りたいと思ってもらえるような成績をチーム一丸となって残してほしいですね。
なお、権田の加入会見は12/28 16:00から清水の公式Youtubeチャンネルで配信されるそうです。