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FW北川航也がオーストリア・ブンデスリーガのラピード・ウイーンに完全移籍決定!契約期間は4年。移籍金は2億円超え?

先週から公然の事実ではありましたが…FW北川航也がオーストリア・ブンデスリーガ(1部)のラピード・ウイーンに移籍することが正式に発表されました!

契約期間は4年。背番号は32。移籍金は180万ユーロと言われており、現在のレートでいうと2億1800万円ほどになります。

エスパルスユースからトップ昇格した選手が海外リーグに移籍するのは初めてとのことだそうです。

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北川航也選手 SKラピード・ウィーンへ完全移籍決定のお知らせ(清水公式)
https://www.s-pulse.co.jp/news/detail/43110/

このたび、北川航也選手がSKラピード・ウィーン(オーストリア)へ完全移籍することが決定しましたので、お知らせいたします。

北川 航也 (Koya KITAGAWA) FW 23

【出身地】
静岡県静岡市

【生年月日】
1996年7月26日

【身長/体重】
180cm/77kg

【選手歴】
ピュアSC - 城北SSS(大里西小)
- 清水エスパルスジュニアユース(大里中)
- 清水エスパルスユース(駿河総合高)
- 清水エスパルス(2015)

【代表歴】
JリーグU-18選抜、U-14・15・16・17・18・19日本代表、日本代表

【今季成績】
J1リーグ(20試合6得点)、リーグカップ(3試合/1得点)、天皇杯(1試合/0得点)

【通算成績】
J1リーグ(85試合/25得点)、J2リーグ(30試合/9得点) 、J3リーグ(4試合/0得点)、
リーグカップ(15試合/5得点) 、天皇杯(10試合/0得点)

ラピード(ラピドやラピッドなど表記がありますが、清水公式に合わせます)への移籍情報は先々週のFC東京戦(7/20)後にヨーロッパからの情報として発信されました。

左伴繁雄社長のツイート(何も言わずに見に来ていただけませんか?お金じゃないんです。)などから信憑性が高いものと推測され、7/27には移籍先を明かさないまま欧州移籍のためのメディカルチェックに向かうとのリリース。

北川航也選手 欧州クラブへの移籍を前提としたメディカルチェックのため渡欧および激励会開催のお知らせ(清水公式)
https://www.s-pulse.co.jp/news/detail/43087/

日曜日に急遽行われた激励会には前日告知にもかかわらず1,500名を超えるサポーターが集まりました。その後、月曜夜に渡欧し、現地でメディカルチェック後に正式サインとなりました。

現地では早速緑のユニフォームに袖を通し、Twitterで挨拶。


航也の移籍するラピード・ウイーンは今年創設120周年の名門クラブ。オーストリアリーグでの優勝回数は32回、準優勝26回。しかし、ここ10年ほど優勝から遠ざかる苦しいシーズンが続いています。

なお、ラピードが所属するオーストリアリーグ(ブンデスリーガ)は12チームで争われます。

チーム数が少ないリーグでよく採用されている変則方式で、まずは相手11チームとホームアンドアウェイ2回戦で合計22試合のレギュラーシーズンを行います。そしてレギュラーシーズンの結果で上位と下位を6チームに分け、ホームアンドアウェイ2回戦で合計10試合を行い、上位は優勝を、下位は残留を争います。

優勝するにはもちろんレギュラーシーズン22試合が終わった時点で最低でも上位6チームにいないといけないわけですが、ラピードは昨シーズン上位に食い込むことが出来ず、下位リーグを戦うことに。

下位リーグでは1位で終えていますが、名門ラピードにとっては屈辱的な結果だったでしょう。

 

ラピードのスポーツディレクターで元監督でもあるゾラン・バリシッチ氏によると、航也のことは長い間チェックしてきたとのこと。

北川航也がオーストリア名門ラピド・ウィーンへ! チームディレクターも『長い間見守ってきた』とベタ褒め(サッカーダイジェストWeb)
https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=62198

「(北川は)我々が長い間見守ってきた、非常に興味深い選手だ。コーチングスタッフとともに、熱心に交渉した末に今回の契約が成立し、メディカルチェックをパスしたことをとてもうれしく思う。彼の人間として立派な姿勢と、プレーのダイナリズム、プレー能力とスピードは魅力的であり、彼が清水エスパルスで証明していたオフェンスポジションのあらゆる場所をこなせること、両足でプレーできることもチームにとって心強いと考えている」

このコメントや、4年という契約期間、2億円という移籍金から、商業目的ということではなく、きちんと戦力として扱うつもりであることが伺えます。

初めての海外移籍になる航也にとっては、すぐにでも結果を求められそうですが、清水でもやってきたように課題を一つずつクリアして、オーストリアでも必ず活躍できると信じています。

そしてオーストリアリーグから更に大きなリーグにステップアップできるように期待します。

 

オーストリアリーグといえば、レッドブル・ザルツブルグに所属して日本代表でもともにプレーした同年代のFW南野拓実がいます。

南野は「言葉が最大の問題だった」と言っているように、やはり言葉の問題克服が海外での成功のカギになると思います。

オーストリアはドイツ語圏ですので、ドイツ語をしっかりマスターしたいところ。ドイツ語を覚えることでさらなる移籍先としてドイツも視野に入ってくるでしょう。

もちろんドイツ語圏に限らず、イングランド、スペイン、フランス、イタリアなど大きなリーグにも挑戦してもらいたいです。

 

しかし、なんと言ってもまずはラピードで結果を出すこと。そして日本代表にももう一度呼ばれること。

目標とする2022年のワールドカップカタール大会、またその予選に参加するためにも、頑張って欲しいと思います!

 

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